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» 2021年10月30日 12時00分 公開

PCで本格ゲームプレイ! こだわり「アケコン」の選び方2021【後編】(2/3 ページ)

[西川善司,ITmedia]

海外メーカー製をチェック

 上級アケコンでもう1つオススメするとしたら、「QANBA OBSIDIAN」と「QANBA PEARL」(PS3/PS4/PS5/PC対応)だ。ともに価格は2万5千円前後となる。

 天板が広く、天地方向に厚みが抑えられたデザインで、重さも約3kgと重いこともあって、低重心の構造となっているのが特徴だ。操作安定性が良好なことから、プロゲーマーの間でも愛用者が多い。

 前編の入門機でも青色と黄色のQANBA製品を紹介したが、上級機のこちらも黒モデルと白モデルのバリエーションが存在する。

 色以外の両者の違いは、ボタンのレイアウトにある。

 黒モデルは「QANBA OBSIDIAN」という名称で発売されており、ボタン配置はタイプAだ。対して、白モデルは「QANBA PEARL」という名称で、ボタン配置はタイプBとなっている。

 筆者は白/黒両方とも所有しており、最近の筆者のゲーム配信では黒モデルの方を使うことが多い。

アケコン 「QANBA OBSIDIAN」。OBSIDIANは黒曜石の意。だからボディーカラーが黒い(アタッサのWebページより)
アケコン こちらは「QANBA PERAL」。PERALは真珠の意。だからボディーカラーが白い(アタッサのWebページより)

 なお、プロゲーマーの間でも人気のRazerブランドのアケコン「PANTHERA EVO」(PS4/PS5/PC対応)は長らく品切れとなっており、本来は3万円前後だったものが、現在は大手通販サイトなどにおいて4万円近い値段で転売されている。製品はいいのだが、市場に流通していないということで今はオススメしづらい。

 ちなみに、筆者はこのPANTHERA EVOと、“EVO”の称号が付帯される前の先代モデル「PANTHERA」(PS3/PS4/PS5/PC対応)の両方を所有しているが、ともに使いやすさと操作安定性は一級品である。それゆえ、コロナ禍前の実地開催されたスト5大会イベントにはこれを携行して出掛けていた。先代のPANTHERAは天板が開閉するデザインだったこともあり(EVOではこの構造が廃止された)、メンテナンス性が秀逸だった。

アケコン Razerの「PANTHERA EVO」(RazerのWebページより)
アケコン Razer製のアケコンはVIEWLIXレイアウト(タイプA)だ。レバーとボタンの位置関係は近めだが、QANBA製のものよりは離れていて、ボタン群はやや奥側に配置されている。写真上は新製品の「PANTHERA EVO」、写真下は初代「PANTHERA」だ。デコの具合から分かるように、かなり使い込んでいてカスタマイズも進行してしまっている

カスタマイズで楽しむアケコンの世界

 多くのアケコン製品では、その構成パーツが、アーケードゲームで使われている業界標準品そのものか、あるいは互換品になっている場合が多い。そう、購入したアケコンでボタンやレバーが故障したら、そういったパーツで修理することが容易にできるのだ。

 そうしたアケコンの構成パーツは、各パーツメーカーが、用途や好みに合わせてあつらえた特製パーツも販売しており、そうしたパーツで自分のアケコンを組み替えてのカスタマイズも楽しめる。

 例えば、レバーは反発力(中心に戻ろうとするバネの強さ)の強弱の違いで製品バリエーションがあるし、ボタンは長寿命をうたう高耐久製品やボタンのストロークの深浅バリエーションがあったりする。最近では動作音を抑えた「静音レバー」「静音ボタン」の人気が高まりつつあるようだ。

アケコン 入力時のカチカチ音が低減される静音スティック「セイミツ工業 LSQ-40-ハーネスSET 静音ジョイスティック
アケコン バネの入力方向、戻り方向でバネの強度を変えられるスティック「セイミツ工業 LSH-56-01 変則バネ仕様ジョイスティック
アケコン ボタンを押したときの打撃音を低減した静音ボタン「【エラストマー静音】ハメ込み式押しボタン30φ
アケコン 押し込み抵抗を増強した強化スプリング採用ボタン「セイミツ工業 PS-14-K 差込式クリア押しボタン強化スプリング仕様30φ

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