ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。Control Centerの動作モードは「パフォーマンス」、3Dゲーム系のテストは、NVIDIA Optimus Technologyをオフにした「ディスクリートモード」でも行った。
CPUパワーがダイレクトに反映されるCINEBENCH R20のCPUスコアは1万606ptsだ。最新世代の8コアCPUならではのスコアをマークしている。
3DMarkのスコアについては、下記のグラフの通りだ。DirectX 11ベースのFireStrikeで、DirectX 12ベースのTimeSpy、DirectX Raytracing対応のPort Royal、いずれも優秀なスコアをマークした。FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマークでは「非常に快適」の最高評価だ。
描画負荷が軽いFire Strike以外は、ディスクリートモードの方が良い結果が出た。レインボーシックス シージでは、ディスプレイに合わせて240Hz以上の高フレームレートを狙い、フルHD解像度最、低画質の「低品質」でテストしたが、ディスクリートモードでは最低フレームレートが大きく伸び、240fpsを超えた。
NVIDIA Optimus Technologyは、NVIDIA GPUでレンダリングしたフレームを内蔵GPU/メインメモリを経由して出力することになるため、性能にマイナスの影響が出ることがあり、レインボーシックス シージではそれが表面化した格好だ。
同時に、ディスクリートモードを使える本製品のアドバンテージも示している。NVIDIA GPUを搭載した製品のほとんどはNVIDIA Optimus Technologyが利用されているが、どの製品もこれを解除するディスクリートモードを搭載しているわけではないだけに貴重な存在と言えるだろう。
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