まずPCMark 10 Extendedで両モデルの違いを見ていくと、4コア4スレッドで動作するCeleron N4100がやや有利ではある。ただし細かく見ていくと、動作クロックは2コア2スレッドのCeleron N4000の方が200MHzほど高く、ProductivityではCeleron N4000モデルの方が上回っているのが分かる。
ファンレスなのでシステムに負荷をかけても耳障りな風切り音はせず、発熱もボディー底面がほんのり暖かくなる程度だ。
ストレージもeMMCということもあってスコア自体は振るわない。NVMe SSDのようなサクサク感こそないものの、マルチタスクでの作業やビデオ編集などの処理の重い作業を避ければ、YouTubeの動画視聴やWebブラウズはスムーズにこなせる。
一方のバッテリー駆動時間については、公称値で約12時間となっているが、これはメモリ4GB/ストレージ128GBのeMMCで計測した値のため、あくまで目安ではある。
画面輝度を最大にした状態でPCMark 10 ExtendedのModern Office Battery Lifeのテストを実行したところ、バッテリー残量で差があるものの、おおよそ11時間以上は持つので、バッテリーの駆動時間で不満を覚えることはあまりないだろう。
Celeron N4100モデルでのPCMark 10/Modern Office Battery Lifeのテスト結果。バッテリー残量は21%なので、下のCeleron N4000とあまり変わらない数字になる本製品はWindows 11への無償アップグレード対応モデルであり、先日発表されたMicrosoftのWindows 11提供範囲の拡大もあって、Windows Updateで累積更新プログラムなどを適用すると、間もなくWindows 11への「ダウンロードしてインストール」画面が現れた。
すぐに画面タップしたくなる気持ちをグッとこらえて、必ず回復ディスクを作成してからアップグレード作業に取り組みたい。いったんWindows 11にアップグレードしてもWindows 10に戻すことは可能ではあるのだが、必ずしも全てのモデルがWindows 10に回復できるとは限らないので、万全を期しておく方が無難だ。
今回も、あらかじめ回復ディスクを作ってからWindows 11へのアップグレード作業を行った。多少時間はかかるが、指示に従ってファイルをダウンロードして再起動を行うだけであっさりとアップグレード作業は完了する。
試しにCeleron N4100搭載モデルのWindows 11環境で前述したものと同じテストを行ったが、CrystalDiskMarkやPCMark 10は微減、Modern Office Battery Lifeではほぼ半減という結果になった。
試した限り、Windows 11にすると液晶ディスプレイの明るさの調整幅がWindows 10とは異なる(より明るくできる)ようで、最高輝度でテストすると駆動時間にダイレクトに影響が出た形だ。そのため、輝度を調整すればWindows 10と同じ程度のバッテリー駆動時間は維持できる。
最後に、mouse E10を用いた便利な使い方を紹介しよう。
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