以上ざっと使ってみたが、基本的な機能はしっかりと押さえており、OSDメニューの操作性も及第点だ。このクラスのモバイルディスプレイでは省かれがちな、スピーカーとイヤフォンジャックを両方とも搭載しているのも、プラスに捉える人は多いだろう。
一方で気になるのは視野角の狭さと、カバーが外れやすいことだ。特に後者は、本製品のサイズ違いに当たる13.3型モデルと比べても、重量があるせいかかなり外れやすい。本来あるべき磁力が足りていない印象だ。
本製品ならではのエッジが立った機能がないため、どちらかというと価格で選ばれる製品ということになるが、直近半年ほどの実売価格は2万円台後半で推移しており、これは国内メーカーの15型クラスの製品としてはリーズナブルだ。
もともとは海外製品のOEMとはいえ、同じ価格帯で素性の知れない海外メーカーの製品に比べると、国内メーカーの1年保証が付属し、かつ日本語のしっかりしたマニュアルがついた本製品の方が安心感があるのは間違いない。本稿執筆時点では一時的に値上がりしているが、そこさえ条件が合えば、良い選択肢と言えそうだ。
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