NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は4月上旬、液晶ディスプレイ一体型のデスクトップPC「LAVIE A23」「LAVIE A27」の新モデルを発売する。店頭販売モデルの想定販売価格(税込み、以下同)は、A23が20万3280円から、A27が28万5780円となる。このモデルをベースとするNEC Direct(Web直販)限定のカスタマイズ(CTO)モデル「LAVIE Direct A23」「LAVIE Direct A27」の出荷も店頭販売モデルと同日から始まる予定で、最小構成の想定販売価格はA23が17万円、A27が19万1000円となる。
LAVIE A23/A27の新モデルはボディーを一新し、従来から注力しているAV機能に加えてテレワークにおける快適さを改善していることが特徴だ。
新モデルのボディーは、ディスプレイと一体した本体部分をスタンドで支えるスタイルとなっている。スタンドは画面チルト(−5度〜15度)と高さ調整(設置面から7〜14cm)に対応しており、画面やWeb会議時のカメラの位置を調整しやすくなった。
APU(GPU統合型CPU)はAMDのモバイル向けRyzen 5000シリーズで、メインメモリはDDR4規格のSO-DIMMを採用する。メインメモリの容量はモデルによって8GB(4GB×2)または16GB(8GB×2)で、モジュールを換装することで最大32GBまで拡張可能だ。
ストレージはPCI Express 3.0接続のSSDで、モデルによって512GBまたは1TBを搭載している。光学ドライブは、モデルによってDVDスーパーマルチドライブまたはBD-REドライブ(BDXL対応)を搭載している。
ディスプレイはA23が23.8型、A27が27型のIPS液晶を搭載する。最大解像度は共にフルHD(1920×1080ピクセル)となる。ディスプレイの上部には、フルHD撮影に対応するWebカメラを備える。スピーカーはヤマハの監修を受けており、同社の「Audio Engine」も搭載されている。
A23の最上位モデルとA27は、3波(地上波/BS/110度CSデジタル放送)対応のダブルTVチューナーも搭載している。
ポート類は、右側面にUSB 3.1 Type-C端子、USB 3.1 Type-A端子(常時給電対応)、mini B-CASカードスロット(TVチューナー搭載モデルのみ)とSDメモリーカードスロットを、背面左側にHDMI入力端子、USB 3.1 Type-A端子×2と有線LANポートを備えている。HDMI入力端子を使えば、手持ちのノートPCのセカンドディスプレイとして利用したり、コンソールゲーム機用ディスプレイとして活用することも可能だ。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応している。付属のキーボード、マウスやTV用リモコン(TVチューナー搭載モデルのみ)は2.4GHz帯の無線接続となる。キーボードについてはBluetoothによるマルチペアリングに対応しており、最大で3台の機器(本体+Bluetooth機器2台)で併用可能だ。
ボディーサイズと重量は以下の通りとなる。
A23の店頭販売モデルは、APUにRyzen 3 5300U(2.6GHz〜3.8GHz、4コア8スレッド)を搭載するエントリーモデル(A2335/D)、Ryzen 7 5700U(1.8GHz〜4.3GHz、8コア16スレッド)を搭載する中位モデル(A2365/D)と、中位モデルのメインメモリとSSDを増量した上で、BD-REドライブとTVチューナーを追加した上位モデル(A2377/D)の3機種が用意される。それぞれの想定販売価格は以下の通りだ。
A27の店頭販売モデルは、APUにRyzen 7 5800U(1.9GHz〜4.4GHz、8コア16スレッド)を搭載し、BD-REドライブとTVチューナーも備える1モデルのみ(A2797/D)となる。想定販売価格は28万5780円だ。
CTOモデルでは、店頭販売モデルにはないHDD(1TBまたは2TB)を追加した構成を選択できる他、以下のようなカスタマイズに対応している。
(※)2TBはRyzen 7構成のみ選択可能。TVチューナーを搭載した場合は256GBを選択できない(HDDとの併載時は選択可能)
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