マザーボードには、Intel Z690チップセットが採用される。多フェーズの電源回路には大型のヒートシンクも装着されており、Core i7はもちろん、Core i9の長期運用にも耐える高耐久設計だ。
背面には、USB 3.2 Gen 2x2(20Gbps)に対応したUSB Type-Cポートを備える。これを含め、USBは背面と前面合わせて合計で9基と豊富にある。
通信機能は、一般的な1000BASE-Tの2.5倍の速度で通信できる2.5GBASE-T対応の有線LANに加え、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応の無線LAN、Bluetooth 5.2も装備している。
さらに、Thunderbolt 4拡張カードも標準で搭載しており、最大40Gbpsの通信ができるThunderbolt 4(USB Type-C)を2基利用可能だ。
タワー型のデスクトップPCで、このように無線LANやThunderboltに対応するのは珍しいが、ノートPCや画面一体型PCではかなり普及している装備である。
特にThunderbolt対応の外付けストレージや、ビデオキャプチャデバイスなどを必須と考えているクリエイターも少なくない。ノートPCや画面一体型PCで利用している周辺機器がそのまま使えるのは大きなメリットであり、移行する際にもスムースだろう。
背面の有線LAN端子は、高速な2.5GBASE-Tに対応している。USB Type-C端子は20Gbps(Gen 2x2)対応だ。4基のUSB 3.0(Type-A)に加え、USB 2.0(Type-A)端子も2基あるここからは、ベンチマークテストのスコアを見ていこう。評価機の構成は、CPUがCore i7-12700、GPUがNVIDIA GeForce RTX 3060(グラフィックスメモリは12GB)、メモリが32GB、ストレージが512GB SSD(Samsung PM91A)、OSはWindows 11 Homeという内容だ。
なお、一部のテストでは、Core i7-9750H、GeForce GTX 1650を搭載した旧世代のゲーミングノートPCを比較対象として掲載している。
CINEBENCH R23のCPUスコアは15620pts、CPU(シングルコア)は1900ptsだった。これは、それぞれ旧世代PCの約2.5倍、約1.7倍に相当する。
PCMark 10は、システムの総合性能を見るテストだ。日常操作のEssentials、オフィス作業のProductivity、コンテンツ制作のDigital Content Creation、いずれも1万を超えた。総合スコアは、旧世代PCの1.7倍であり、ベンチマークの開発元であるUL Benchmarksの統計でトップ1%に入る優秀なものだ。
3DMarkのスコアもご覧の通りで、GeForce RTX 3060搭載機としてのアベレージ前後のスコアだ。最新のゲームタイトルをフルHD解像度で、水準以上の画質で快適にプレイできるレベルの性能を持っている。
最後に、クリエイティブ関連のテストや消費電力を見ていく。
マウス、クリエイター向けミドルタワー型デスクトップ「DAIV Z7」に第12世代Core搭載モデル
やっぱり10万円でどこでも使えるPCが欲しい! 「mouse X4-R5」をWindows 11/10で試す
容積わずか0.8L! Ryzen 5 4500U搭載の超小型デスクトップPC「mouse CT6」を試す
17.3型の大画面で迫力あるプレイを満喫! コスパ良好の「G-Tune E7[Windows 11]」をチェックした
税込み2万2000円のWindowsタブ「mouse E10」を使って分かったこと【後編】Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.