11.6型と小型で据え置き用スタンド付属! VGA接続もサポートしたモバイルディスプレイ「LCD11HCR-IPS」を試すモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

» 2022年03月24日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

VGA/USB Type-C/HDMIと3通りの接続方法をサポート

 では実際に使ってみよう。前述のように本製品は、3通りの接続方法に対応しており、USB Type-C接続の場合は、映像信号の伝送と給電がまとめて行える。HDMIとVGAの場合は、別途USB Type-Cポートから給電を行う必要がある。

 これら接続ポートは、本体の左側面に搭載されている。USB Type-Cポートは2基用意されており、1つは電源供給専用となっている。この役割はポート横に印字されており、間違えることはないだろう。

 VGA接続はかなりニッチな用途だが、他製品にない機能であり、重宝するケースもあるだろう。とはいえ、本製品自身はあくまでコンシューマー向けの製品であり、それ以外のビジネス用途、工場、インダストリアルでの利用は保証対象外となることが説明書に明記されているので注意したい。

LCD11HCR-IPS 2基のUSB Type-Cポートの片方は電源供給専用だ。miniHDMIポートとVGA接続のためのmicroUSBポートを備えている
LCD11HCR-IPS USB Type-Cで接続した状態。USB Type-Cポートは2基あるが、役割はきちんと明記されているので間違えることはないだろう
LCD11HCR-IPS 14型のモバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」と接続した状態。こうして比べるとかなりコンパクトなのが分かる
LCD11HCR-IPS 斜め方向から見たところ。USB Type-C接続ではバックライトの初期値が0になるため、接続後は適切な明るさに手動で調節しなければならない
LCD11HCR-IPS ノートPCの右側にぴったり沿って設置するとコネクターが干渉するので、若干ずらして並べるとよい
LCD11HCR-IPS プレゼン用途などで背中合わせに設置する場合、ケーブルはスタンドの内側を通すとよい
LCD11HCR-IPS ベゼルは左右が13mm、上が7.5mmある。前回紹介した15.6型モデルよりはスリムだ

 OSDメニューを調整するためのボタンは、接続ポートと同じ、本体左側面の上方に搭載されている。OSDメニューの内容は前回紹介したLCD15HCR-IPSと同様で、直感的に操作できる。メニューボタンを押さずに上ボタンを押すとバックライトの輝度調整、下ボタンを押すと音量調整など、ショートカットも用意されている。

LCD11HCR-IPS OSDメニュー操作用のボタンは、ポート類と同じ左側面に配置されている
LCD11HCR-IPS OSDメニューは左列が大分類、右列に具体的な項目が並ぶレイアウトだ。項目数は多くないものの必要なものはそろっており、操作もしやすい
LCD11HCR-IPS 上ボタンはバックライト調整のショートカットが割り当てられている
LCD11HCR-IPS 下ボタンは音量調整のショートカットだ

 最後に、付属のデスクトップ用スタンドをチェックする。

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