メンテ作業不要のロボット掃除機で在宅ワークが快適に! エコバックス「DEEBOT X1」シリーズが狙うもの:これぞほぼ全自動で手間いらず(2/3 ページ)

» 2022年03月30日 11時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]
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新たに全自動クリーニングステーションを用意

 これを可能にしたのは、「全自動クリーニングステーション」と呼ばれる充電ステーションの奥側に仕込まれた薄型洗濯槽による。DEEBOT X1 OMNIは、全自動クリーニングステーションに後ろ向き、つまりモップ部から入っていき、洗濯板のような凹凸のある洗濯槽内で、モップ部を回転させる。それにより汚れが取れるというわけだ。

エコバックスジャパン DEEBOT X1 全自動クリーニングステーション奥にある洗濯槽。ここでモップが回転すれば、洗濯板でゴシゴシと洗うかのように汚れが落ちる

 モップ洗浄に使う水は、本体への給水にも使われる全自動クリーニングステーション上部に仕込まれている清水タンクから供給される。そして、洗浄後の汚水は、清水タンクと並べて配置されている汚水タンクへと自動的に排出される。

エコバックスジャパン DEEBOT X1 全自動クリーニングステーションの上部に、汚水タンクと清水タンクを格納する。清水タンクの容量は4Lだ

 湿ったままでは、雑菌が繁殖してしまい、そのモップで掃除した床全体が臭くなってしまう。そうならないように、洗浄の終わったモップを熱風乾燥する仕組みも用意されている。乾燥にかかる時間は約2時間で消費電力は45Wだという。東京電力パワーグリッド管内の平均的な小売電力であれば、毎日1回使っても、月にかかる電気代は約76円といったところだろうか。

エコバックスジャパン DEEBOT X1 全自動クリーニングステーションの内部構造と仕組み。奥にある薄い洗濯槽で、ステーションに戻ったDEEBOT X1 OMNIの汚れたモップ部を洗浄する

 もちろん、肝心のクリーナー機能も充実している。

 回転するブラシで、ゴミをかき集めたりたたき出したりしながら吸い込みやすくして吸引する掃除機能。5000パスカルの吸引力と相まって、ダストピックアップ率は95%とかなり高い。なお、前モデルでは3000パスカルだったというので、1.67倍も強化されたということになる。

 気になる騒音については、「さすがに、ゴミ収集時の音(全自動クリーニングステーションに戻った際の回収音)は仕組み上、大きな音がするものの時間は短く、掃除中の音はかなり静かだ」とザオ氏は語る。専用アプリでは、静音モードも選べるようになっているとのことだ。

 ホコリやゴミのなくなった箇所を、回転するモップが水ふきしていく。このモップは毎分180回回転する。また、ただ単に床の上をサラサラと滑っていくのではなく、人が雑巾がけをする際に体重をかけるのと同じように、床へ圧力をかける機構を搭載している。圧力は6ニュートン(単位:N。600gの荷重)で、非力に感じられるかもしれないが、麦茶や水の600ml入りのペットボトルが1分間に180回回転しながら床の上を進んでいく様子を想像してもらえれば、それなりに汚れが落ちるということが分かるだろう。

床に落ちているものを片付けなくてもいい……とは?

 ザオ氏がしきりに強調していたのは、「最高峰のインテリジェンスを備えている」ということだった。

 DEEBOTシリーズでは、早くからマルチマッピング(2フロアを1台で記憶)や障害物回避機能などを可能にするAIチップを備えてきたが、DEEBOT X1シリーズが搭載しているのは、車の自動運転技術のコアにも採用されている、毎秒5億万回の演算処理を行うAIチップ「地平線 Sunrise3」だ。さらに、マッピングシステム「True Mapping 2.0」と、障害物検知/回避技システムの「AIVI 3D」も装備する。

 また、本製品からはGoogleアシスタントやAlexaといった外部の音声アシスタントとの連携や専用スマホアプリからの操作、ステーション上部のタッチボタンに加え、独自音声アシスタント「YIKO」(イコ)を装備する。スマホを開いたり、わざわざ掃除機の場所に行ったりしなくても、スマートスピーカーが家になくても、DEEBOT X1シリーズの掃除機に「OK、YIKO。掃除をはじめて」と呼びかけるだけで動作する。

 マッピングや障害物回避に使うのは、レーザーとカメラのデュアルセンサーだ。レーザーでは、色の濃い壁などの障害物を認識しづらく、カメラでは暗がりに弱い。それぞれの弱点を補い合うことで、正確に障害物を避けられるというわけだ。

エコバックスジャパン DEEBOT X1 障害物回避を可能にしているデュアルセンサー。カメラセンサーは約120万画素のHDRカメラで、電源さえ入っていればスマホアプリから室内の様子を確認できる。カメラを起動する際、「ビデオ録画を開始します」という音声が掃除機から流れる

 デモンストレーションでは、部屋を模した四角い空間内に、柱のようなもの、積み上げた書籍、脱ぎ捨てられたスリッパ、厚みのあるラグ、ケーブルが複数ある電源タップが“散らばって”いたが、それらを見つけると、ゆっくりと近づき、キワの部分まで掃除して去っていくDEEBOT X1 OMNIの姿を見ることができた。

 これをザオ氏は、「ロボット掃除機をかける前のメンテも、かけた後のメンテもいらない、完全メンテフリー」と呼んでいた。

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