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PCの快適さは増す? スリムデスクトップPCをグラボでパワーアップしてみた(検討編)大型連休の自由研究(1/4 ページ)

» 2022年04月29日 17時00分 公開
[井上翔ITmedia]
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 最新のPCが欲しいけれど、いろいろあって買い換えられない――そんな人も少なくないだろう。予算やスペック的に欲しいPCがすぐ見つかればいいのだが、そんな“運命の巡り合わせ”がなくて困っているという人もいるはずだ。

 だが、周辺機器の増設/換装によるPCのパワーアップであれば、予算面でもPC本体の買い換えよりも気軽に行える。問題は“何を”パワーアップするかである。

 今回はオフィスワークやゲームをより快適にすべく、少し古めのスリムデスクトップPCにグラフィックスカードを搭載してパワーアップする方向性を検討してみようと思う。大型連休中にPCのパワーアップを検討している人の参考になれば幸いだ。

今回パワーアップを試みるPC

 今回パワーアップを試みるスリムデスクトップPCは、NECとNECパーソナルコンピュータ(NEC)から2016年12月に発売された「Mate タイプMB」の「PC-MK37VBZGT」というモデルのフリーセレクション(CTO)版だ。ベースモデル(カスタマイズ前)の主なスペックは以下の通りである。

  • CPU:Core i3-6100(3.7GHz、2コア4スレッド)
  • GPU:Intel HD Graphics 530(CPUに内蔵)
  • メインメモリ:DDR4-2133 SDRAM×4(最大32GB)
  • ストレージ:Serial ATA 3.0接続のHDDまたはSSD
  • ポート類:USB 3.0 Type-A端子×6、USB 2.0 Type-A端子×2、シリアル(RS-232C)端子、D-Sub(アナログRGB)出力端子、DisplayPort出力端子×2、PS/2キーボード端子、PS/2マウス端子、有線LAN(1000BASE-T)端子、音声入力端子、音声出力端子、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子
  • PCI Express 3.0スロット:x1スロット×1、x16スロット×2(うち1基はx4接続)
  • 消費電力:約19〜174W

 メインメモリは8GBモジュールを1枚、ストレージは1TBのSSDを搭載している。この個体はオプションの追加ポートを搭載していないため、PCI Express 3.0スロットは全て“空き”状態だ。

Mate MB 今回パワーアップを試みるのは、第6世代Coreプロセッサを搭載する「Mate タイプMB(PC-MK37VBZGT)」。第6世代Coreプロセッサを搭載するPCを使っているという人はまだ多いはずである
Mate MB正面 正面にはUSB 3.0 Type-A端子×2とマイク入力端子、ヘッドフォン出力端子を備える
Mate MB背面 背面は多数のポート類が並ぶ。外観上、ロープロファイルのPCI Expressスロットは4つあるように見える
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