M2チップ搭載の新型「13インチMacBook Pro」は7月発売 17万8800円から

» 2022年06月07日 07時00分 公開
[ITmedia]

 Appleは7月から新型「13インチMacBook Pro」を発売する。Apple Storeでの税込み販売価格は17万4800円からとなる。

 同社が「最も持ち運びやすいプロ向けノートPC」とうたう13インチMacBook Proだが、ボディーサイズは約30.41(幅)×21.24(奥行き)×1.56(厚さ)cm、標準重量は1.4kgと、新型MacBook Airよりもフットプリントはわずかに狭い。

Apple MacBook Pro M2 13.3型ディスプレイを搭載した新型「13インチMacBook Pro」。DCI-P3の色域をカバーし、True Toneテクノロジーもサポートする
Apple MacBook Pro M2 新型13インチMacBook Proの特徴

新型13インチMacBook Proの概要

 新しい13インチMacBook Proは、2560×1600ピクセル表示に対応した13.3型液晶ディスプレイ(227ppi/最大500ニト)を備え、8コアCPU/10コアGPUの「Apple M2チップ」を搭載している。ボディーカラーはシルバーとスペースグレイの2色展開だ。

 店頭モデルではユニファイドメモリが8GB、ストレージは512GB/256GBだが、直販モデルではユニファイドメモリが24GB/16GB/8GBから選べ、ストレージも2TB/1TB/512GBが用意される。

 M2の次世代メディアエンジンの採用により、4KのProResビデオでは最大11のストリームを、8KのProResビデオでは最大2つのストリームを再生でき、これまでの約3倍の速さでビデオプロジェクトをProResに変換可能だという。

Apple MacBook Pro M2 Affinity PhotoなどのアプリでRAW現像を行う処理がM1搭載13インチMacBook Proと比較して39%速く、従来の第8世代Intel CPU搭載機に比べると3.4倍も高速だという
Apple MacBook Pro M2 高画質のゲームをプレイする際も、M1搭載13インチMacBook Proと比較して39%速く、従来の第8世代Intel CPU搭載機に比べると3.3倍も速いとアピールする

 新型MacBook Airと異なり、13インチMacBook Proには冷却ファンが内蔵されており、高いパフォーマンスを維持できるという。従来よりバンド幅が広がった最大24GBのユニファイドメモリを搭載することによって、マルチタスクや大容量のアセットでの作業が快適に行えると同社ではアピールしている。

Apple MacBook Pro M2 アクティブクーリングファンを内蔵する

 インタフェースは、USB Power DeliveryとDisplayPort Alternate Modeに対応した2基のThunderbolt 3(USB4)と、3.5mmのヘッドフォン端子で、Wi-Fi 6の無線LANとBluetooth 5.0をサポートする。画面上部に720p対応のFaceTime HDカメラを内蔵し、ステレオスピーカーも備える。

 キーボードはバックライト付きMagic Keyboardで、ファンクションキーはTouch Barで提供される。Touch ID(指紋センサー)もキーボード右上部分にある。

 バッテリー駆動時間は、動画再生で最長20時間、無線LANによるインターネット接続で最長17時間となっている。付属のACアダプターは「67W USB-C電源アダプタ」だ。

Apple MacBook Pro M2 ファンクションキーはTouch Barのままだ
Apple MacBook Pro M2 インタフェースはシンプルだ
Apple MacBook Pro M2 リサイクルなど「緑のまとめスライド」でも細かな進展がある
Apple MacBook Pro M2 MacBookシリーズのラインアップ

関連キーワード

MacBook | MacBook Air | iPad | iPad Pro | Apple


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  10. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー