VAIOは7月1日、12.5型モバイルノートPC「VAIO SX12」と14型モバイルノートPC「VAIO SX14」の新モデルを発売する。最小構成の税込み想定販売価格は以下の通りで、ソニーストアとVAIOストアでは6月14日からカスタマイズ(CTO)モデルの受注を開始している。
VAIO SX12/SX14の新モデルは、2021年10月に発売されたモデルをベースに、CPUを最新の第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)のPシリーズまたはUシリーズに一新するなど基本性能を底上げしたことが特徴だ。
ボディーカラーは以下から選択できる。なお、CTOモデルで選択できる「ALL BLACK EDITION」はブラックを強調したカラーリングのハイスペックモデルである。
先述の通り、CPUは第12世代CoreプロセッサのPシリーズまたはUシリーズを採用する。第12世代Coreプロセッサは、処理パフォーマンス重視の「パフォーマンスコア(Pコア)」と低消費電力重視の「効率コア(Eコア)」のハイブリッド構成となっていることが特徴で、Pシリーズを搭載する構成はVAIO独自のチューニング「VAIO True Performance」を適用することでピーク性能を維持しやすくなっている。CTOモデルで選択できるCPUは以下の通り。
メインメモリはLPDDR4X規格で、CTOモデルでは容量を8GB、16GB、32GBから選べる(※1)。ストレージはPCI Express接続のOPAL(自己暗号化)対応SSDで、モデルによってPCI Express 3.0規格の「スタンダードSSD」、またはPCI Express 4.0規格の「第4世代ハイスピードSSD」を搭載している。CTOモデルでは以下のいずれかをできる。
(※1)搭載できる容量は、CPUとの組み合わせによって変わります
(※2)ALL BLACK EDITIONでは選択できません
(※3)CPUをCeleronとした場合は選択できません
OSはWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proをプリインストールする。
ディスプレイは、VAIO SX12が全モデルでフルHD(1920×1080ピクセル)の12.5型液晶を採用する。VAIO SX14は14型液晶で、CTOモデルでは以下の選択肢が用意されている。
Webカメラは物理シャッター付きで、フルHD撮影と顔認証対応の約207万画素センサーが標準となる。ただし、CTOモデルではALL BLACK EDTIONを除きHD(1280×720ピクセル)撮影に対応する約90万画素センサーも選択可能だ。電源ボタンと一体化した指紋センサーは、全構成に標準装備される。
ポート類は 左側面にUSB 3.0 Type-A端子とイヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にはUSB 3.0 Type-A端子(常時給電対応)、Thunderbolt 4(USB4)端子×2、HDMI出力端子と有線LAN端子を備えている。Thunderbolt 4端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力やDisplayPort 1.4 Alternate Modeによる映像出力にも対応する。
無線通信はWi-Fi 6E(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.1に対応する。ただし、Wi-Fi 6Eの6GHz帯での通信については、日本における法令整備が完了した段階でデバイスドライバーの更新により対応することになる。それまでは2.4GHz/5GHz帯での通信(Wi-Fi 6相当)にのみ対応する。
CTOモデルでは、SIMフリーのモバイル通信機能を追加することも可能だ。通常モデルでは4G(LTE)通信に対応するモジュールを、ALL BLACK EDITIONでは5G通信にも対応するモジュールを選択できる。
キーボードはLEDバックライト付きで、標準は「日本語配列/かな表記あり」となる。CTOモデルでは「日本語配列/かな表記なし」や「米国英語(US)配列」も選択可能で、ALL BLACK EDITIONでは両者の「隠し刻印(印字を目立たなくしたもの)」仕様も用意されている。
ボディーサイズと最軽量構成の重量は以下の通りとなる。
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