肝心の文字起こしの精度だが、録音状態にはよるものの、概ね7〜8割の精度といった印象だ。そのままでの利用は難しいが、固有名詞などを中心に多少の手直しで議事録として利用できるレベルにはあると感じる。
議事録を作成せず、発表内容を後から確認するような場合には、一度音声を聞いているので多少の誤変換があっても読み進められるだろう。また、文字起こしの内容をざっと目を通し、どうしても意味が分からないような箇所は、その文章をタップすれば、そこから音声の再生を行える。
面白い機能として、よく使う単語をあらかじめ登録(500語まで)しておくこともできる。登録した単語は音声認識の精度が高まるとのことだ。
CLOVA Noteの利用は無料だが、文字起こしできる音声ファイルの時間は月300分(1アカウントにつき)までとなっている。AI学習のための音声データ活用に許諾すれば、月600分まで利用できる。
β期間中は、スマートフォンからは無制限で利用可能だ。今後、多言語サポートやWeb会議システムとの連携対応なども予定しているとのことなので、正式リリースを楽しみにしたいところである。
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