9月15日から18日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で「東京ゲームショウ2022」が開催されている。約3年ぶりにリアル会場での開催となった同イベントでは、PC関連の出展ブースが存在感を増している。
CPUで知られるインテルも、3年前よりも大きなブースを構えて東京ゲームショウ2022を盛り上げている。そんな同社のブースで、NECパーソナルコンピュータ(NECPC)の“未発表”ノートPCを見かけたので紹介したい。
インテルが6月17日に開催したイベント「インテル Blue Community Project Kick off イベント」において、NECPCは「Intel Arc Graphicsに賛同するメーカー」として同GPUを搭載する新製品の開発を示唆していた。
NECPCは7月、ゲーミングデスクトップPC「LAVIE GX」を発売したが、同製品にはNVIDIAの「GeForce RTX 3060」またはAMDの「Radeon RX 6400」を搭載しており、現時点においてInter Arc Graphicsシリーズの搭載モデルはない。
そんな中、東京ゲームショウ2022のインテルブースに未発表のIntel Arc Graphicsを搭載する「LAVIE N15」の新モデルが展示されている。
LAVIE N15はコンシューマー向けの15.6型ノートPCである。同シリーズを含めて、NECPCは独立GPUを備えるノートPCをここしばらくリリースしておらず、このLAVIE N15の新モデルは“かなり久しぶり”の独立GPU搭載モデルということになる。
このLAVIE N15は「Intel Arc Graphicsを搭載している」「CPUは第12世代Core i7プロセッサである」ということ以外の詳細は明らかになっていない。ただし、外観を見る限りは既に量産レベルに達しているように思える。
ブース内のNECPCコーナーでは、この“謎の”LAVIE N15で「モンスターハンターライズ:サンブレイク」を体験プレイできる。説明員いわく「(CPUに統合された)Iris Xe Graphicsでもそこそこプレイできますけど、このN15であればもっとサクサクプレイできますよ」とのことだ。
インテルブースには他にも、Intel Arc Graphicsに関連する展示がある。
Intel Arc Graphicsコーナーには、「Intel Arc A380 Graphics」と、「Intel Arc A750 Graphics」を搭載するグラフィックスカードが展示されている。詳細は記されていないが、外観からASRockのChallengerブランドのカードであることはよく分かる。
加えて、Intel純正の「Intel Arc A770 Graphics」搭載グラフィックスカードを搭載するデスクトップゲーミングPCなど、Intel Arc Graphicsを採用したPCによるゲーム体験もできるようになっている。Arc Graphicsの“実力”が気になる人は、9月16日14時(一般公開開始時間)以降に幕張メッセへと足を運んでみても良いだろう。
インテルブースでは、NECPC以外にも主要なメーカーのPCが展示されている。その多くでは実際にゲームをプレイして試せるようになっているので、「PCでのゲームってどうだろう?」と気になる人も足を運んでみると良いだろう。
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