JBL Quantum Streamのサイズは約80(幅)×80(奥行き)×174(高さ)mm(スタンドを含む)。中くらいのマグカップ程度のフットプリントを持つスタンドに、小さい缶コーヒーより少し高さがある直径約55mm、高さが約80mmの円柱型マイクが取り付けられている。
コンパクトなので、ノートPCの脇に置いても十分に使えるサイズだ。スタンドと本体を合わせた重さは実測で248.5g(本体が140g、スタンドが108.5g)と軽いが、重心は下に置かれていて安定しているので、うっかり触れても倒れる心配もない。
本体部分は360度回転し、スタンドは中心から実測で約30度傾けられる。音声入力中は話しているポジションとマイクの側面が平行になるのが望ましいが、角度調整もスムーズに行える。
スタンドにはネジが切られており、マイク本体とはネジ回しのようにして止めるようになっている。付属のスタンドを外して、8分の5インチ(15.88mm)の雄ネジが使われているブームアームや外付けスタンドにマイクを取り付けることも可能だ。このあたりはストリーマーのニーズも捉えているのだろう。
スタンドには、4分の1インチ(6.35mm)の雄ネジを使って利用するためのナットが取り付けられているので、カメラ三脚などを使って固定することもできる。ただし、ネジ穴のすぐ脇にUSB Type-C端子と3.5mmのイヤフォンジャックがあるため、雲台のサイズによっては両端子をふさぐ形になってしまう点には気をつけたい。
マイク本体下部には、USB Type-Cコネクターと3.5mmステレオイヤフォンジャックが用意されている。USB Type-Cコネクターは付属のケーブルを差してPC本体と接続するためのものだ。3.5mmステレオイヤフォンジャックにイヤフォンやヘッドフォンを差すと「スピーカー(JBL Quantum Stream)」として認識する。自分の声をモニターでき、本体手前にあるボリュームダイヤルを回すとイヤフォンの音量を調整可能だ。
本体下部にはRGBライトが用意されている。デフォルトだとマイクがオンになっている状態では緑、オフになっている状態では赤く点灯する。マイクのオン/オフは、本体上部をタップすることでコントロールできる。ボリュームダイヤル部分にもLEDが配置されていて、単一指向性だと左側が白く、無指向性だと右側が緑に点灯する。
なお、ライティングをオフにしたいと思う人もいるだろう。ライティングをオフの状態でも、マイクミュート時には赤色LEDが点灯し、オンの場合は消灯する仕様になっているので、マイク状態の確認は行える。
続いて、ユーティリティーの「QuantumENGINE」をチェックする。
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