動画に資料閲覧に「ちょうどいい」 3.7万円のAndroidタブレット「OPPO Pad Air」を試す(4/4 ページ)

» 2022年10月14日 20時00分 公開
[石井徹ITmedia]
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カメラは最近のスマホには及ばない

 OPPO Pad Airのカメラはアウト(背面)側とイン(正面)側共にシングル構成となっている。アウトカメラは約800万画素センサーにF2.0レンズ、インカメラが約500万画素センサーにF2.2レンズという組み合わせとなっている。アウトカメラはオートフォーカス(AF)にも対応している。

 アウトカメラで撮影する写真は、率直に「キレイ」とはいいがたい。手ブレが入りやすく、特に夜景のような露光が少ないシーンではブレが大きくなりやすい。あくまでも、メモ代わりに撮影するためのカメラと考えた方が良い。

 ビデオ通話で使うことが多いであろうインカメラは、横向きに持った場合は画面上部、縦向きに持った場合は画面右側に来る。こちらも画質こそ高くはないが、顔をきれいに補正する「ビューティー機能」も備えており、ビデオ通話で使う分には十分な性能を備えている。

OPPO Pad Air アウトカメラは800万画素のシングル構成となっている
OPPO Pad Air インカメラは500万画素のシングル構成で、横向き時には画面の情報に配置される
OPPO Pad Air OPPO Pad Airの背面カメラで撮影。全体的に発色は薄めだ
OPPO Pad Air OPPO Pad Airの背面カメラで撮影。夜のシーンでは手ブレしやすく、ノイズ処理の痕跡が目立ちがちだ

OPPO Pad Airの主なスペック

 OPPO Pad AirのSoC(プロセッサ)はQualcomm製のSnapdragon 680で、この価格帯のAndroidタブレットとしては処理性能は高めである。ただし、メインメモリは4GBと、今どきの端末としてはやや少なめだ。WebサイトやTwitterアプリの表示や、動画再生のような負荷がかからない用途で試用した限りでは、画面描画やタッチパネルの反応速度に不足を感じることはない。

 また、ColorOS 12は内蔵ストレージの一部をメインメモリのように使える「仮想メモリ」機能を備えており、最大3GBを割り当てられる。仮想メモリを活用すると、Webサイトを多数表示した時など、メインメモリを多く消費する処理をスムーズに行える。

 ただし、仮想メモリがあったとしも、3Dグラフィックスがバリバリ使われているゲームを快適にプレイするのは厳しいかもしれない。動画編集で活用するのも厳しいだろう。

 内蔵ストレージは64GBと少なめだが、最大512GBのmicroSDメモリーカードを追加できる。動画視聴などでは、動画配信サービスをメインで利用すれば、ストレージの少なさに困ることは無いだろう。

OPPO Pad Air 上部(横持ちでは左側面)、電源ボタンを装備する
OPPO Pad Air 下部。18W急速充電対応のUSB Type-C端子を備える
OPPO Pad Air 右側面(横持ちでは上部)。音量上下キーとmicroSDスロットがある
OPPO Pad Air 左側面はフラットだ

 通信はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.1をサポートする。モバイル通信は“非対応”だ。

 バッテリー容量は定格で7000mAh。急速充電はUSB PD2.0互換で、最大18Wの急速充電をサポートする。付属品はSDメモリーカードスロット用の取り出しピンのみで、充電器やイヤフォン、変換アダプターの類は付属しない。

 先述の通り、OSはAndroid 12ベースのColorOS 12を搭載する。「Google Play ストア」や「YouTube」といったGoogle純正アプリも利用可能だ。Androidの著作権保護技術「Widevine L1」もサポートしており、著作権保護機能を利用する動画アプリで高解像度(HD)のコンテンツを再生できる。

 Androidタブレットにはさまざまなメーカーが参入しており、知名度の低い中国メーカーが製造する、いわゆる「中華タブレット」も少なからず流通している。こうした製品の中には、税込みで1万円台とものすごく安価なものもあるが、性能不足でWebサイトの表示でカクついたり、Widevine L1をサポートしていないために動画のHD再生ができなかったりするものも存在する。事前にそのような情報があれば買わないという選択肢も取れるが、残念なことに、そこまでの情報を公開しているメーカーはまれである。

 こうした格安な製品とは対照的に、OPPO Pad AirはWebサイトや電子書籍、動画の再生に必要十分な性能を備える。加えて、薄型でスタイリッシュな見た目に、持ち歩きしやすいコンパクトサイズも兼ね備えている。自宅での動画視聴や、出先での資料閲覧など、コンテンツを“消費”する用途なら、まさにうってつけのタブレットといえるだろう。

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