480×1920ピクセル表示のバータイプ小型ディスプレイ「KURO-MONI/8.8」を試して分かったことモバイルディスプレイの道(3/4 ページ)

» 2022年11月09日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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接続はHDMIのみで解像度選択の自由度は低い

 では実際に使ってみよう。前述のように本製品がサポートするのはHDMI接続のみで、給電はUSBで行う。つまり2本のケーブルを接続することになるのだが、いずれも本体背面から上方向に伸びるように接続する。

 これは下方向にケーブルが伸びるとスタンドと干渉するという理由もありそうだが、ケーブルの外皮が固いせいで、見栄えが悪いだけでなく、取り回しもよくない。ケーブル長もわずか50cm程度でPCのポート配置によっては届かないこともあるので、買い替えも視野に入れておくべきだ。

 解像度は480×1920ピクセルで、Windows PCの側からは拡大率を調整できないため、PCと並べるとかなりフォントサイズが小さくなる。カスタムスケーリングで強制的に150%などにすると見やすくなるのだが、メインディスプレイの側も同じスケールが適用されてしまうので難しいところだ。

 こういった点から、もしブラウザで何らかのコンテンツ、例えばSNSを表示するのなら、本製品で固定表示するためだけに標準とは異なる別のブラウザを用意し、表示倍率を本製品向けにカスタマイズしておくのが望ましい。これならば、メインディスプレイ側の表示に影響を与えることもない。

玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 ケーブルは本体を縦向きにした状態で上向きに伸びる。不思議な仕様だ
玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 14型のモバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」と並べたところ。小型だが14型と並べるとそこそこの背丈はある
玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 斜め方向から見たところ。視野角は特に問題ない
玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 縦横の切り替えは本体側ではなく、Windowsのディスプレイ設定で行う
玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 解像度は480×1920ピクセルで固定されており、拡大/縮小もグレーアウトしている
玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 どうしても拡大表示したければ、カスタムスケーリングを使うことになる
玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 これは標準の100%の状態。スマホならまだしも、ディスプレイとしては表示が細かすぎる印象だ
玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 カスタムスケーリングで150%にすると見やすくなるが、メインディスプレイも同じスケールが適用されてしまうのが悩ましい
玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 下方向から見たところ。左右方向はもちろん、上下方向にも視野角は広い
玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 画面を横向きに設置することもできるが、使いどころが難しい。ケーブル長が約50cmしかなく、配置の自由度も低い

 本製品は、一般的なモバイルディスプレイのようなOSDメニューを備えておらず、調整できるのは輝度だけだ。背面に空いている穴にピンまたはクリップを差し込み、繰り返し押すことによって、輝度が6段階で変化する。

 設定した輝度は電源をオフにしても維持されるので、最初に一度設定すれば、それ以降は変えずに利用できる。固定設置ならばこれでも問題ないが、さまざまな場所に持ち歩いて使う場合、クリップやピンを携行しないと輝度調整できないのはやや困りものだ。もう少し簡単に切り替えられる仕組みが欲しかったところである。

玄人志向 バータイプ モバイルディスプレイ KURO-MONI/8.8 輝度調整は、背面にある穴にクリップの先端など尖ったものを差し込んで行う。輝度は6段階で変化する

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