では実タイトルベースのゲームベンチマークを見ていこう。まずはグラフィックス負荷が重めの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」からだ。2560×1440ピクセル/高品質設定でも7209ポイントで「快適」評価を得ており、同解像度の標準品質では9000ポイントで「とても快適」評価に向上した。1920×1080ピクセル/高品質設定なら9145ポイントで「とても快適」評価だ。
続いてはアクションゲーム「Horizon Zero Dawn」だ。こちらもやや重めの負荷だが、2560×1440ピクセル/最高画質設定で平均89fps、1920×1080ピクセル/最高画質設定なら平均106fpsという結果だった。
そしてレースゲームの「Forza Horizon 5」だ。2560×1440ピクセル/エクストリーム設定で平均75fps、1920×1080ピクセル/エクストリーム設定で平均84fpsという結果だった。なお、2560×1440ピクセルで100fps超を狙うなら、高設定で平均116fpsだったので参考にしてほしい。
eスポーツタイトルはと言うと、「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」は最高画質でも余裕がありすぎたため、最新の「Tom Clancy's Rainbow Six Extraction」で試したところ、2560×1440ピクセル/最高画質設定で平均113fps、1920×1080ピクセル/最高画質設定で平均167fpsという結果だった。2560×1440ピクセル/最高画質設定でも快適だが、腕のあるゲーマーはフルのパネルスペックを味わえる1920×1080ピクセル/最高画質設定を試してほしい。
OMEN 16(Intel)は、こうしたハイエンドゲーミングスペックながら、スッキリとしたデザインを採用することで日本のゲーマースタイルにマッチしているのではないだろうか。また、キーボードがかなり実用的であると感じた。いつ何時でもテンキー必要という人には少し悩ましいが、それと引き換えにノートPCでありがちな窮屈感から解放される。ゲーミングならテンキーレスでも構わないだろう。
今回試したOMEN 16-k0061TXはシリーズ最上位モデルということもあり、2560×1440ピクセルでの高画質プレイも快適だ。下位モデルはGPUがGeForce RTX 3060 Laptop GPU、CPUがCore i5-12500Hに変わるが、画面解像度も1920×1080ピクセルとなるため、そちらはフルHD解像度の範囲内で十分なフレームレートを実現してくれるだろう。
評価機はハイスペックだけに、価格も同社直販のHP Directplusで39万9300円(税/送料込み、以下同様)と高価だ。ただし、原稿掲載時のキャンペーンを適用すれば28万円となる他、Core i5 & GeForce RTX 3060モデルは26万7300円(キャンペーン価格は19万9000円)、Core i7 & GeForce RTX 3060モデルは31万1300円(同22万8000円)となっている。スペックを見れば妥当な価格で品質もよい。予算や求めるプレイ環境で選ぶとよいだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.