普段使いもゲームも動画編集も快適! 日本HPの「OMEN 16(Intel)ハイパフォーマンスモデル」の実力を試す(3/4 ページ)

» 2022年11月24日 12時00分 公開
[石川ひさよしITmedia]
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高性能CPU&GPUに加えDDR5メモリや高速SSDで足回りも高速

 内部スペックは冒頭でまとめているが、CPUのCore i7-12700Hは14コア20スレッドで動作し、最大クロックも4.7GHzと高い。マルチスレッドでもシングルスレッドでも高いパフォーマンスを発揮してくれる。GPUとしてIntel Xe Graphicsも備えており、本製品ではバッテリー駆動時など低負荷な際にこちらに切り換わる。

OMEN 16-k0061TX 日本HP ゲーミングPC 14コア20スレッドのCore i7-12700Hを採用する。Pコアが6基12スレッド、Eコアが8基8スレッドとパワフルなモデルだ

 メモリはDDR5-4800で、容量は16GB(8GB×2)だ。このメモリスペックは同社直販モデルの製品は全て共通になっている。最低でも16GB搭載しており、ゲームでもメモリ不足になる機会は少なく、普段使いでも複数アプリケーションの同時起動などで効果を発揮する。また、SO-DIMMスロットを採用しているので、最大32GBまで換装可能だ。

OMEN 16-k0061TX 日本HP ゲーミングPC DDR5-4800メモリを16GB(8GB×2)搭載している

 メインのGPUはGeForce RTX 3070 Laptop GPUだ。最上位GPUではないが、もちろんハイエンドGPUであり、グラフィックスメインのタイトルなら高画質で60fps、eスポーツタイトルでは最高画質で120fps超といったところを狙っていける。

 グラフィックスメモリはGDDR6で8GBを搭載する。8GBに収まるあたりの解像度、画質設定の想定ということになる。その意味では、本製品の2560×1440ピクセルパネル採用はマッチしているといえるだろう。

OMEN 16-k0061TX 日本HP ゲーミングPC メインはGeForce RTX 3070 Ti Laptop GPUだ(右)。バッテリー駆動時などはCPUに内蔵されているIris Xe Graphicsを利用する(左)

 ストレージは1TBのM.2 NVMe SSDを内蔵する。PCI Express 4.0 x4接続の高速モデルで、評価機で計測した際の転送速度はシーケンシャルリードで毎秒6.9GB、同ライトで毎秒5.3GBだった。なお、本体にはもう1基、空きのM.2スロットがあるとされている。

OMEN 16-k0061TX 日本HP ゲーミングPC 評価機にはWestern Digitalの容量1TBモデル(WD PC SN810 SDCPNRY-1T00-1006)が採用されていた
OMEN 16-k0061TX 日本HP ゲーミングPC CrystalDiskMarkのテスト結果。PCI Express 4.0 x4接続らしい、非常に高い数値が出ている

WQHDで十分に快適ゲームプレイ 積極的に高画質設定を狙っていける

 それでは、評価機を使ってパフォーマンスを見てみよう。まずは主要なベンチマークソフトのスコアから紹介していく。

OMEN 16-k0061TX 日本HP ゲーミングPC ベンチマークは、GPUをGeForce RTX 3070 Ti Laptop GPUに指定した上で、電源設定は「最適なパフォーマンス」、ユーティリティー「OMEN Gaming Hub」のパフォーマンスコントロールで「パフォーマンス」を指定して計測した

 CINEBENCH R23のスコアは、CPU(Multi Core)が1万5209pts、CPU(Single Core)が1798ptsだった。モバイル向け第12世代Coreとしては最上位ではないCore i7-12700Hだが、14コア20スレッドだけあってマルチスレッド性能は非常に高い。

 ゲーミングはもちろん、映像編集でのソフトウェアエンコード、3DレンダリングなどCPU性能が速度に直結する用途で快適さが得られるだろう。また、シングルスレッド性能も第11世代と比べて向上している。

OMEN 16-k0061TX 日本HP ゲーミングPC CINEBENCH R23のテスト結果

 システム性能を測るPCMark 10では、Overallが7493。Essentialsが1万560、Productivityが9814、Digital Content Creationが1万1016と、どれも非常に高いスコアだ。基本的にどの用途でも高い性能を得られる。

OMEN 16-k0061TX 日本HP ゲーミングPC PCMark 10のテスト結果

 3DMarkでは、Fire Strikeが2万4329、Time Spyが1万1671というスコアだ。Time Spyで1万点を超えているので、“魅せる”グラフィックスのタイトルでも高画質を狙える。

3DMarkのテスト結果
Time Spy 1万1671
Fire Strike 2万4329
Night Raid 4万9183
Wild Life 6万6308

 最後に、ゲームタイトルベースのテストを行った。

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