これは余談だが、HHKBの無刻印モデルには「キー配列を変更しても混乱しない」という小さなアドバンテージがあることに気付いた。
キー刻印のある通常モデルでは、キー配列を変更すると表示上の印字と食い違うことになる。もちろんシールを使って何とかするといった方法も考えられるが、見た目的に良くないのは論を待たない。
一方で、キーへの印字が元々ない無刻印モデルであれば、表示上の混乱は起こらず、配列を変更してもスムーズに利用できる。ただし、変更したキーを指か頭が覚えていないと余計に混乱することになるので、キー配列の変更は少しずつ行う方が良いとも思う。
ちなみに、キーボード専門店の「遊舎工房」は、PFUの協力のもと、キートップ天面へのレーザー刻印サービスを提供している。自分だけのキー配列をしっかり表示したいこだわりを持つ人なら、こうしたサービスを利用するのもアリだろう。
HHKBはコンパクトで機能的なキー配列が魅力だが、配列にはやや独特な部分があり、人によってはなじまないこともあるだろう。ディップスイッチとキーマップ変更ツールを確認することで、こうした細かな違和感は解消できる。HHKBユーザーが「自分の鞍」をより快適に乗りこなしたいなら、一度はチェックすることをお勧めしたい。
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