最後にAndroidだが、クイック設定パネルの中にあるキャストボタンをタップし、リストに表示された本製品を選択するだけの簡単操作だ。配信はMiracast経由とされているが、複数のAndroidデバイスで試した限りでは、EZCastで配信されることの方が多かった。いずれにせよ、各デバイスがサポートするキャスト方式に自動的に切り替わる仕組みのようだ。
キャスト時の解像度は自動調整されるようで、今回試したGoogleの「Pixel 6 Pro」では著しく解像度が低く、テキストの判読すら困難な状態だった。スムーズに動作させるために表示クオリティーを犠牲にしているようで、このあたり少々気になる。解像度を調整する項目はざっと見た限りでは存在しないようで、少々困りものである。
なお、Miracastにさえ対応していればここまで紹介したプラットフォーム以外でも接続できるようで、Amazonの「Fire」タブレットの旧モデルで試したところ、上記の手順で接続できた。Windowsと同様、ある程度の遅延はあるが、前述のiOSのようにいったん自前Wi-Fiに接続する必要もないので、手間もかからない。
ここまで紹介した接続方法における実際のレスポンスを、まとめて動画で紹介しておこう。いずれもミラーリング状態でブラウザをスクロールする様子を120fpsで撮影したもので、Windowsはフレームレート30Hzということもあって動きがカクついているのに対し、iPadはスムーズで遅延も感じない。
Androidも動きはスムーズだが、こちらは解像度を下げての結果なので、あまり参考にはならない。同じAndroidでも、機種ごとに差があると考えるのが妥当だろう。FireはWindowsと同様に遅延があるが、これはデバイス自体が古くパワーがないせいもあるはずなので、評価は保留としたい。
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