さて、本製品は一般的なモバイルディスプレイと同様、有線接続にも対応する。ただしポートの位置が本体左側面のかなり上ということで、見栄えはあまりよくなく、またケーブルを引っ掛けやすい。ワイヤレス接続ができなかった場合の非常用と考えた方がよいだろう。
最後にメニューについてもチェックしておこう。本体正面左下のボタンを一度押すと、メインメニューを表示するか、それとも音量調整/明るさ調整/入力先選択を行うかのメニューが表示され、それぞれの操作に分岐する流れだ。ジョイスティック構造のボタン1つで操作する仕組みだが、操作性は悪くなく、またメニューの階層もまとまっていて見やすい。ユーザーによるカスタマイズにも対応している。
ただしこの電源ボタンだが、電源ケーブルをつないでいる場合は押すとオン(青LEDが点灯)、もう一度押すとオフになるのだが、電源ケーブルなしではオンにするために長押しが必要になり、また電源ケーブルをつないでいる間はオフ時も緑LEDが点灯したままになるなど、挙動の違いが分かりにくい。もう少しシンプルにしてほしかったところだ。
もう1つ、本体のバッテリーの残量が分かりづらいのも気になるところである。残量がわずかになると警告メッセージが出て、そのまま使い続けていると自動的に電源がオフになるのだが、残りパーセンテージを画面で確認するためには、前述のメニュー画面でメインメニューを呼び出さなくてはならない。どの画面でもしつこいくらい残量を表示した方が分かりやすいのではと感じた。
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