AMDは12月13日(米国時間)、新型GPU「Radeon RX 7900 XT」「Radeon RX 7900 XTX」を搭載するグラフィックスカードの販売を解禁する。想定販売価格はRadeon RX 7900 XT搭載カードが899ドル(約12万3100円)から、Radeon RX 7900 XTX搭載カードが999ドル(約13万6800円)からとなる。
ITmedia PC USERは、同社が自ら設計したグラフィックスカードを先行レビューする機会を得た。この記事では、その“中身”をじっくりチェックしていく。
AMDのGPU分野におけるライバルであるNVIDIAは、AMDに先んじて新型「GeForce RTX 40シリーズ」をリリースしている。NVIDIAが自社設計したグラフィックスカード「Fouders Edition」(日本未発売)は、従来のFounders Editionからパッケージのデザインを一新し、開けることにある意味の“喜び”を感じられるような作りとなっていた。
それに対して、AMD純正のRadeon RX 7900 XT/XTXのパッケージはパッと見では“普通”のパッケージとなっている。正面にはグラフィックスカードの写真が描かれており、裏面を見ると、Radeon GPUや「Ryzenシリーズ」などの統合管理ソフトウェア「AMD Software(旧Radeon Software)」の紹介が書かれている。
しかし、箱の封を開けてみると、箱の内側にも上質な緩衝材が使われている。ああ、このカードは上位モデルなんだなと実感する瞬間だ。内側には「WELCOME TO THE RED TEAM(赤いチームへようこそ)」とも書かれている。赤は、Radeonシリーズのイメージカラーである。
詳しくは後述するが、Radeon RX 7900 XTとRadeon RX 7900 XTXでは、カードのサイズと厚さが若干異なる。そのこともあり、緩衝材の形状も両者で微妙に変えられている。
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