ここで、Radeon RX 7900 XTとRadeon RX 7900 XTXの主なスペックをおさらいしようと思う。
このように、末尾に「X」が付くかどうかでスペックは微妙に異なるが、両者共に2.5スロット分の厚みを持つフルサイズカードである。Radeon RX 7900 XTについては、冷却機構(ファンとヒートシンク)がバックパネルから“はみ出て”もいる。
GPU補助電源コネクターは両者共に「8ピン×2」の構成で、冷却ファンは3基構成となっている。ただし、先述の通りRadeon RX 7900 XTXはファンとヒートシンクのサイズが若干大きくなっている。
GeForce RTX 40シリーズを搭載するグラフィックスカードは、Founders Editionを含めてGPU補助電源コネクターを「12VHPWR規格」としたのに対して、Radeon RX 7900 XT/7900 XTXは従来規格のものを採用した。これはGeForce RTX 40シリーズを搭載するグラフィックスカードで一部報告されていたプラグの溶解を受けた措置だと思われる(参考記事)。
どちらも“重量級”のグラフィックスカードであるため、カードの奥側にはカードステー用のネジ穴が用意されている。マザーボードやカードをしっかり保護するためにも、ステーの利用は強く勧めたい。
Radeon RX 7900 XTXの補助電源コネクターも「8ピン×2」構成となっている。コネクター周辺と見比べると分かるが、Radeon RX 7900 XTよりも厚みに占めるヒートシンクの割合(面積)が増しているRadeon RX 7900 XTとRadeon RX 7900 XTXの実力はいかほどのものなのか――その実態は、後日別の記事でお伝えする。楽しみに待っていてほしい。
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