うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。世界中には、結構面白い話題があるものです。この記事で一気にチェックしましょう!
Microsoftは12月6日(米国太平洋時間)、Windows 10/11向けユーティリティーアプリ「PowerToys」の最新版(バージョン0.65.0)をリリースした。このバージョンは安定性の向上と不具合の修正が主目的のリリースで、コードベースが「.NET 7」でも動作するように改められている。
その他の主な更新内容は以下の通りだ。
Cooler Masterが、PC(ゲーミング)用の椅子と机を一体化し、ディスプレイも設置できる半密閉型多目的ステーション「Orb X」を発表した。発売時期や想定販売価格は出ていないが、海外では1万5000ドル(約204万円)程度になるのではないかという報道もある。
Orb Xと同様のコンセプトの製品は、Acerの「Predator Thronos」など幾つか販売されてきたが、いずれも“ゲーム向け”という外観をしていた。それに対して、Orb Xの外観は落ち着いた仕上がりとなっている。ゲーマー向けとしてだけではなく、オフィスやロビーに「個人用PCブース」として設置することも想定しているようだ。
電動式のシャトルドームには、34型ディスプレイを1台、または27型ディスプレイを最大3台まで設置できる。ワイヤレス充電機能の他、最大60WのUSB PD(Power Delivery)給電に対応するUSBハブも備えている。PCなどを隠しコンパートメントに収納すれば、配線を含めて外から見えなくなるため、すっきりとした印象を保てる。
ボディーサイズは約1881(奥行き)×1810(幅)×2089(高さ)で、重さは約343.5kgとなる。発売時期や価格などの詳細は明かされていないが、オンラインストアでは予約のためのウェイティングリスト登録を受け付けている。
Dysonは12月8日(シンガポール標準時)、2022年3月に発表した空気清浄ヘッドフォン「Dyson Zone」の詳細を発表した。中国で2023年1月に発売するのを皮切りに、3月には米国、英国、香港、シンガポールでも販売を開始する予定だ。日本での展開予定は未定だが、日本語の製品情報ページは用意されている。
Dyson Zoneは、「都市部の騒音」と「大気汚染」という2つの課題に取り組むために設計された製品だ。
8つのマイクを使ったアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しており、高いノイズキャンセリング効果を実現。オーディオシステムの中核を担う40mm/16オームのネオジウムスピーカードライバーは、低音/中音/高音の幅広い帯域でクリアな音質を実現したという。
空気清浄機としての機能は、左右のイヤーカップそれぞれに搭載された二重構造のフィルターを通して空気を吸い込み、浄化した空気は非接触型シールドを通じて着用者の鼻と口に送られるという構造を取っている。風量は、内蔵されたセンターにより呼吸に合わせて自動調整される。フィルター性能は、0.1ミクロンの粒子状汚染物質を約99%捕捉し、NO2やSO2などの都市汚染の代表的な酸性ガスを浄化できるとのことだ。
空気の状況や騒音レベルは、専用アプリでリアルタイムにモニターできる。このアプリではオーディオ設定の他、充電やフィルター交換を行うタイミングも知らせてくれる。本体の充電はUSB Type-C端子を利用する。
バッテリー駆動時間は、音楽再生だけなら約50時間、空気清浄機能と音楽再生を合わせると約4時間となる。
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