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Apple Musicにカラオケ機能追加! CLIP STUDIO PAINTへのAI機能は搭載見送り週末の「気になるニュース」一気読み!(2/2 ページ)

» 2022年12月11日 10時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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Appleがカラオケとしても使える「Apple Music Sing」を公開

 Appleは12月6日(米国太平洋時間)、音楽サブスクリプションサービス「Apple Music」の新機能として「Apple Music Sing」を発表した。12月後半からVoiceプランを除くApple Musicの会員向けに提供される予定で、iPhone、iPad、Apple TV 4K(第3世代)を使うと利用できるという。

Apple Music Sing Appleが12月後半から「Apple Music Sing」を提供する。

 この機能は、簡単にいうとApple Musicの楽曲でカラオケを楽しめるというもので、具体的には以下の機能が提供される。

  • ボーカルの音量調整
    • 楽曲のボーカルの音量を調整できるようになる
    • 「アーティストボーカル」「リードボーカル」を選んで歌える(両方も可)
  • 歌詞表示機能
    • 音節ごとにタイムリーかつ正確に表示される
    • ボーカルのリズムに合わせて言葉が踊っているかのように、歌われている部分が正確にハイライトされる
  • バックボーカル
    • メインボーカルとは別に、同時に歌われるボーカルラインをアニメーション表示
    • これにより、ユーザーが歌詞をたどりやすくなる
  • デュエット表示
    • 画面の両端に複数の歌詞を表示できる
    • デュエット曲、または複数のボーカルがいる曲で有効
  1. 5#「CLIP STUDIO PAINT」への画像生成AIパレット搭載が取りやめに

「CLIP STUDIO PAINT」への画像生成AIパレット搭載が取りやめに

 セルシスは12月2日、同社のイラスト作成ソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT」に実装する予定だった「画像生成AI機能」を搭載しないことを発表した。同社は11月29日に「画像生成AIパレット」を試験実装することを予告していたが、それを撤回したことになる。

CLIP STUDIO PAINT CLIP STUDIO PAINTのWebサイト

 「Stable Diffusion」や「Midjourney」など、最近は画像生成AIが各所で話題になることも多い。セルシス自身も「新しい創作の体験をしていただきたい」として開発を進めてきたという。

 しかし、現在の画像生成AIは、ネット上で収集した画像を基に学習を行っており、その著作権上の扱いが明確になっていないという問題もある。そのこともあり、「アーティストの為のツールを名乗っているが、画像生成AI機能はむしろアーティストを苦境に追い込む」「倫理的に問題がない方法で収集されたデータを利用していないのであれば、使えない」「CLIP STUDIO PAINTを使っただけで画像生成AIを使ったと疑われる」などの意見が寄せされていた。

 同社は「画像生成AI技術をどのように創作活動に活用できるかにとらわれ、創作の道具としてCLIP STUDIO PAINTをご利用いただいているユーザーの気持ちに寄り添えなかった」とし、「完全に認識を改め、今後も画像生成AIを用いた機能を搭載しない」としている。

Intelが「ムーアの法則」存続を強調 「トランジスタ1兆個」を目指す

 Intelは12月3日(米国太平洋時間)、IEEE International Electron Devices Meeting (IEDM) 2022において、2030年までに1つの半導体パッケージに1兆個のトランジスタを実装することを目指すと発表した。

ムーアの法則 Intelのニュースリリース

 この発表は、同社が従来から提唱してきた「ムーアの法則(集積回路上のトランジスタ数は2年ごとに2倍になるという法則)」を今後も存続させていくために必要な「ブレークスルー技術」を披露したもので、大きくは3つの主領域に基づいている。

次世代3Dパッケージング技術に疑似モノリシックチップ

 IEDM 2022で発表されたIntelの最新のハイブリッド接合研究では、IEDM 2021で発表したものと比べて電力と性能に関する密度が10倍向上したという。ハイブリッドボンディングを3μmピッチまでスケーリングすることで、モノリシックなSoC接続に見られるようなインターコネクト密度と帯域幅を達成できるという。

チップ当たりのトランジスタ数を増大するための超薄「2D」素材

 原子3個分の厚さの2Dチャネル材料を用いて、Gate-All-Around(GAA)積層ナノシート構造を実証と、室温でのリーク電流が少ないトランジスタ・スイッチングを達成したという。いずれも、GAAトランジスタを積層化するために重要な技術的ブレークスルーである。

高性能コンピューティングのための電力効率とメモリに新たな可能性

 チップ領域の利用効率を高めるために、トランジスタ上側に垂直配置できるメモリを開発するという。また、電力効率の課題を解決するために、300mmのGaN-on-Siliconウェハー実現に向けた実行可能な開発指針の構築を進めているとのことだ。

 業界標準となるGaNの20倍のパフォーマンスを実証し、高性能な電力供給に業界記録となる性能指標を達成した。電源を切ってもデータを保持する「忘れない」トランジスタというブレークスルーを実現するという。


 このほか、量子データに影響を及ぼす環境的な妨害要因となりかねない、さまざまな界面欠陥について理解を深めることで、量子情報を格納するもっと有効な方法を見つけようと取り組んでいるともしている。

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