AMDは1月4日(米国太平洋時間)、モバイル(ノートPC)向けの新型APU(GPU統合型CPU「Ryzen 7030シリーズ」「Ryzen PRO 7030シリーズ」「Ryzen 7035シリーズ」を発表した。搭載製品は1月から順次発売される予定だ。
なお、今回登場した新製品は全て新しいプロセッサ命名ルールに基づいてモデル名が割り振られている。
【訂正:1月31日19時】初出時、Ryzen 5 7535UとRyzen 5 7535HSの搭載GPUに誤りがありました。お詫びして訂正いたします
Ryzen 7030シリーズは、Zen 3アーキテクチャのCPUコアとVegaアーキテクチャのGPUコアを搭載するモバイル向けAPUで、「Barcelo Refresh」という開発コード名が付けられている。メモリはDDR4-3200規格またはLPDDR4X-4267規格のものを利用可能だ。
Ryzen PRO 7030シリーズは、Ryzen 7030シリーズに大企業向けの管理/セキュリティ機能「AMD PRO」を追加したものとなる。
Ryzen 7030/Ryzen PRO 7030シリーズのラインアップは以下の通り。TDP(熱設計電力)はいずれも15Wとなる。
Ryzen 7035シリーズは、Zen 3+アーキテクチャのCPUコアとRDNA 2アーキテクチャのGPUコアを搭載するモバイル向けAPUで、「Rembrandt Refresh」という開発コード名が付けられている。メモリはDDR5-4800規格かLPDDR5-6400規格のものを利用可能だ。
開発コード名でピンと来た人もいるかもしれないが、Ryzen 7035シリーズは「Ryzen 6000シリーズ」のリフレッシュ品となる。RDNA 2アーキテクチャのGPUを搭載しているので、ゲームもそこそこ快適に動かせることが魅力であるRyzen 7035シリーズのラインアップは以下の通り。
【Uプロセッサ】
【HSプロセッサ】
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