Intelの第13世代Coreシリーズに属するCPUの第二弾が1月3日23時に販売解禁となった。2022年10月に売り出された末尾K/KFの6モデルに末尾なしとF/Tが加わり、Core i3のラインアップも追加された形だ。リテールパッケージの新ラインアップは以下の通りとなる(価格は税込み、以下同様)。
モデル名 | Pコア | Eコア | スレッド | 内蔵GPU | PBP | 価格 |
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Core i9-13900 | 8コア(2.0〜5.6GHz) | 16コア(1.5〜4.2GHz) | 32スレッド | Intel UHD Graphics 770 | 65W | 8万9000円弱〜10万5000円弱 |
Core i9-13900F | 8コア(2.0〜5.6GHz) | 16コア(1.5〜4.2GHz) | 32スレッド | なし | 65W | 8万7000円弱〜10万1000円弱 |
Core i7-13700 | 8コア(2.1〜5.2GHz) | 8コア(1.5〜4.1GHz) | 24スレッド | Intel UHD Graphics 770 | 65W | 6万2000円弱〜7万円弱 |
Core i7-13700F | 8コア(2.1〜5.2GHz) | 8コア(1.5〜4.1GHz) | 24スレッド | なし | 65W | 6万円弱〜6万7000円弱 |
Core i5-13500 | 6コア(2.5〜4.8GHz) | 8コア(1.8〜3.5GHz) | 20スレッド | Intel UHD Graphics 770 | 65W | 4万4000円弱 |
Core i5-13400 | 6コア(2.5〜4.6GHz) | 4コア(1.8〜3.3GHz) | 16スレッド | Intel UHD Graphics 730 | 65W | 4万1000円弱 |
Core i5-13400F | 6コア(2.5〜4.6GHz) | 4コア(1.8〜3.3GHz) | 16スレッド | なし | 65W | 3万6000円弱 |
Core i3-13100 | 4コア(3.4〜4.5GHz) | なし | 8スレッド | Intel UHD Graphics 730 | 60W | 2万6000円弱 |
Core i3-13100F | 4コア(3.4〜4.5GHz) | なし | 8スレッド | なし | 58W | 2万2000円弱 |
下位ラインアップの拡充ということで、深夜販売イベントなどの目立った動きが見られなかった。反響も「今は様子見の人が多いようです」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)といった声が多い中で、目立っていたのは価格の変動だ。
「Core i9-13900K」が9万5000円前後、「Core i7-13700K」が6万5000円前後など、先行モデルが登場時から値下がりしたため、追加されたラインアップの一部と価格の逆転現象が起きている。それを是正する動きが一部のショップであり、1月6日時点では追加モデルで最上位の「Core i9-13900」の価格が、8万9000円弱から10万5000円弱と店舗によって大きな差が見られた。
ただし、Core i5下位より下までは調整されていない。そのため、ミドル以下のCPUでは第12世代の「Core i5-12400」が現在も一番人気とのショップが多い。価格は3万円弱で、第13世代の「Core i5-13400」より1万円以上安い。
パソコンSHOPアークは「Core i5-13400も、12400にはないEコアを4個内蔵している点が評価されてよく売れています。その一方で『3万円以下のCore i5を』という人はやはり12400ということになりますね」と話していた。実際、第12世代の在庫が薄くなる中でもCore i5-12400だけは一定数を確保しているショップが多い。
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