Appleは2月3日、「Apple M2 Proチップ」または「Apple M2 Maxチップ」を搭載するノートPC「14インチMacBook Pro」「16インチMacBook Pro」を発売する。税込み直販価格は14インチが28万8000円から、16インチが34万8800円からで、Webサイトでは販売予約を受け付けている。
SoCは、新たに登場した「Apple M2 Proチップ」または「Apple M2 Maxチップ」を搭載している。M2 Proチップに関する説明は、先に掲載した「Mac Mini」の記事を参照してほしい。
M2 Maxチップは「Apple M2チップ」の約3倍超となる約670億個のトランジスタから構成される。M2チップはもちろん、M2 Proチップと比べても性能の上乗せがなされていることが特徴だ。主な特徴は以下の通りである。
(※1)16インチモデルは38コアのみ(30コアは選択不可)
(※2)うち1画面はHDMI出力端子から(Thunderbolt 4からは3画面)
メモリは全てのモデルがLPDDR5規格のユニファイド(共有)メモリで、増設および換装はできない。選択できる容量は以下の通りだ。
ストレージはSSDで、増設および換装はできない。選択できる容量は以下の通りだ。
ディスプレイは「Liquid Retina XDRディスプレイ」で、14インチモデルは14.2型(3024×1964ピクセル)、16インチモデルは16.2型(3456×2234ピクセル)のパネルを搭載している。他の主要スペックは両パネル共通で以下の通りとなる。
Face Time HDカメラ(Webカメラ)はフルHD(1920×1080ピクセル)撮影に対応しており、M2 Pro/M2 Maxチップに搭載された各種プロセッサを使った高画質化処理も利用可能だ。
ポート類は、左側面にMagSafe 3(電源入力端子)、Thunderbolt 4(USB4)端子と3.5mmイヤフォン端子を、右側面にSDXCメモリーカードスロット、Thunderbolt 4端子とHDMI出力端子を備える。
Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。HDMI出力端子は8K(7680×4320ピクセル)/60Hzまたは4K(3840×2160ピクセル)/240Hzの映像出力にも対応する(HDMI 2.1相当)。
バッテリー容量は14インチモデルが70Wh、16インチモデルが100Whとなる。「Apple TVアプリ」で動画を再生した場合、14インチモデルでは最長18時間、16インチモデルでは最長22時間の連続再生が可能だという。ACアダプターは14インチモデルでは構成によって67W出力または96W出力のものが付属し(※3)、16インチモデルでは全構成で140W出力のものが付属する。
ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(6GHz帯に対応するIEEE 802.11ax)とBluetooth 5.3に対応する。
(※3)14インチのM2 Pro(10コアCPU)モデルをカスタマイズ(CTO)購入する場合は両者のいずれかを選択可能
ボディーカラーはシルバーとスペースグレイから選べる。本体のサイズと重量は以下の通り。
新しい14インチ/16インチMacBook Proには、それぞれ3種類のベースモデルが用意されている。ベースモデルは家電量販店などで固定構成モデルとしても販売される。
それぞれの税込み直販価格は以下の通りだ。
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