モノクロ画面でWeb検索もできない「ポメラDM250」はデジタル系ライターでも使えるか ポメラ初心者が試してみた(1/3 ページ)

» 2023年01月20日 12時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]
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 2022年7月、キングジムがおよそ6年ぶりに「ポメラ」の新モデル「DM250」をリリースした。

 ポメラといえば、文字入力に特化したデジタル文具で、テキスト入力にこだわる向きには人気の高い製品だ。フルサイズキーボードを備えており、ノートPCなどと比較して遜色のない入力スピードを保てる上に、文書作成以外の余計な機能がないため、原稿を書かねばならないのにTwitterを見てしまう、というようなことを避けられる。

 恥ずかしながら、筆者はこれまでポメラに触れたことはあっても所有したことがなかった。そのため、じっくりと腰を据えてポメラを使ったこともない。既にポメラのベテランユーザーが執筆したレビュー記事もあるが、今回、初めて長期間利用できたので、ポメラで(ライターとしての)仕事が成立するのかを試しつつ、デビュー体験を紹介する。

 なお、原稿執筆時の実売価格は税込み約4万2000円前後だった。

ポメラ DM250 キーボード キングジムのデジタルメモ「ポメラ DM250」

ポメラ最上位モデル「DM250」の概要

 ポメラDM250は、折りたたみ式だった初代「DM10」とは異なり、一枚板のキーボードを備えるストレートタイプだ。サイズは約263(幅)×120(奥行き)×18(厚さ)mmで、重量は620gある。往年のモバイルPC「VAIO Type P」シリーズに迫るサイズ感だ。

ポメラ DM250 キーボード 本体色は「ダークグレー」で、250台限定の「ホワイト」は既に完売済みだ。従来機のDM200から、電源スイッチが左側に移動している。もちろん、縦書きも可能だ
ポメラ DM250 キーボード 天板にはロゴもなくシンプルだ。成人男性なら片手でワシッと握れるサイズ感である
ポメラ DM250 キーボード 左側面に充電を兼ねるUSB Type-C(USB 2.0)ポートと、SDメモリーカードスロットが用意される。他の側面はフラットだ
ポメラ DM250 キーボード パッケージには説明書、US配列または親指シフト配列レイアウト用キートップステッカー、ACアダプター、USBケーブル(USB Type-A→USB Type-C)が含まれる

 ディスプレイは視認性の高い7型TFT液晶で、先代の「DM200」と同様、画面解像度は1024×600ピクセルとなる。バックライトを内蔵しており、飛行機の機内などでも入力しやすそうだ。

 充電ポートはUSB Type-Cで、付属のACアダプター(出力は5V/3A)を使うことで充電できる。フル充電にかかる時間は約4時間で、最大24時間のバッテリー駆動が可能だという。

ポメラ DM250 キーボード ポメラDM250の底面
ポメラ DM250 キーボード 付属のACアダプターにも5.0V/3.0A、15.0Wの文字がある

 DM200では、入力した文章を変換したQRコードをスマートフォンのカメラで読み込むことで、ポメラ以外でも使えるようにしていたが、DM250ではiOSまたはAndroid対応の「pomera Link」アプリを使って、Wi-Fi接続したスマホからポメラのメモリーを参照し、スマホに取り込むことができる。それをGoogle DriveやOneDriveにアップロードしたり、メールを送信したりすることで、再利用が可能になる。

ポメラ DM250 キーボード ツールメニューの「アプリ接続」から、pomera Linkアプリをインストール済みのスマホと接続できる
ポメラ DM250 キーボード スマホ側ではpomera Linkを立ち上げ、Wi-Fiアイコンをクリックしてから、いったん設定アプリを開きポメラとWi-Fi接続する。接続が確立すると、ポメラに保存してあるファイルをリストで見ることができる。後はダウンロードアイコンをタップして「保存」すればOKだ

 筆者が特に「使ってみたい」と思ったのは、Bluetoothキーボード機能だ。スマホの外付けキーボードとして使えれば、ポメラとスマホだけで仕事が完結するのではなかろうか。なぜスマホに外付けキーボードを使いたいかというと、Google Driveアップ後の細かな調整などを行うため、作業中にたまに訪れる“急を要する”チャットやメールの対応時間を減らしたいからである。

 果たして、初めて本腰を入れて使うポメラ、また慣れていない日本語入力システム「ATOK」(ATOK for pomera [professional])で、無事に仕事を終えられるのだろうか。

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