プロナビ

直販価格4万9800円でどこまで行ける? aiwaデジタルのWindowsタブレット「JA2-TBW1001-D」の価値を探る(1/3 ページ)

» 2023年01月23日 18時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 AV機器やIoT機器の開発/製造で知られるJENESIS(ジェネシス)が2022年8月、オーディオ機器メーカーのアイワからデジタル分野における商標権のライセンスを受けて「aiwaデジタル」というブランドを立ち上げた。既にAndroidスマートフォン/タブレットやスマートウォッチなど複数の製品をリリースしており、PC USERでもAndroidタブレット「JA2-TBA0801」のレビューをお届けした。

 この記事では、税込み直販価格が4万9800円(1月23日現在のセール価格)と手頃ながらも「Windows 11 Pro」をプリインストールするタブレットタイプの10.5型2in1 PC「JA2-TBW1001-D」の使い勝手を検証していく。

JA2-TBW1001-D JA2-TBW1001-Dはアスペクト比3:2のディスプレイを持つタブレットタイプの10.5型2in1 PCだ。カバー兼キーボードも付属しているので、別途キーボードを買い求めなくてもよい

アスペクト比3:2の10.5型IPS液晶を搭載

 先述の通り、JA2-TBW1001-Dは10.5型ディスプレイを備えるタブレットタイプの2in1 PCだ。10型台のディスプレイを備えるノートPC/タブレットPCはブラウザや文章作成といった日常利用における「実用性」と「持ち運びやすさ」のバランス的に“ギリギリ”のサイズ感を備えており、最近ではOne-Netbook TechnologyやCHUWI(ツーウェイ)といった中国の新興PCメーカーが好んで製品化する傾向にある。

 JA2-TBW1001-Dのディスプレイは10点マルチタッチ対応のIPS液晶で、最大解像度は1920×1280ピクセル(アスペクト比3:2)である。大手メーカーの一般的なタブレットPCと比べるとベゼルがやや太いように思えるが、タブレット端末として使う場合は、ベゼルは太い方が画面に指や手のひらが掛からずに使いやすい

少し太いが使いやすい 最近の大手メーカーのタブレットPCと比べると画面周辺のベゼル(額縁)が少し太めだが、手に持って使う際は、ある程度のベゼル幅があった方が使いやすくもある

ポート類は必要最小限 USB Type-C端子は「用途」に注意

 本体の左側面には3.5mmイヤフォンジャック、電源ボタン、ボリュームボタンを、右側面にはmicroSDメモリーカードスロット、microHDMI出力端子、USB Type-C端子×2を、下部には付属のカバー兼キーボードを接続するためのポゴピンを備える。

 USB Type-C端子のうち1基は充電(受電)専用で、付属のACアダプターの利用のみサポートされている。USB機器はもう1基の端子に接続することになるが、Standard-A形状への変換アダプターは付属しない。

 外部に映像を出力する際は、Wi-Fi経由の「Miracast」(OS標準機能を利用)か、microHDMI出力端子を使う必要がある。microHDMIに対応する変換アダプター/ケーブルは付属しないので、必要に応じて購入するようにしたい。

 microSDメモリーカードスロットはトレイ式で、トレイを取り出すにはピンを別途用意する必要がある。

ポート類 主要なポート類は右側面に集中している。USB Type-C端子は「機器接続用」「充電用」と分かれており、スピーカーに近い方(横向き時の下寄りにある方)が充電用ポートとなっている。一応、本体背面にシルク印字で用途が書かれているので間違えることは少ないだろうが気を付けたい

アウトカメラは500万画素(少し出っ張りあり)

 カメラはイン(画面)側に約200万画素センサー、アウト(背面)側にオートフォーカス(AF)対応の約500万画素センサーを備えている。

 アウトカメラは、Windowsタブレットとしてはやや珍しくバンプ(出っ張り)のあるタイプである。付属のカバー兼キーボードを装着するとバンプは目立たなくなるが、素の状態で使う場合は、少し気になる。

 カメラの画質は、イン側もアウト側も飛び抜けて良いということもなければ、悪いわけでもない。Web会議や書類のスキャン(撮影)、QRコードの読み取りには十分に使える。

背面 背面の様子。先述したポート類のシルク印字はあまり気にならない……のだが、カメラのバンプは気になる。ただし、カバー兼キーボードを装着するとフラットになるので、装着を織り込んでアウトカメラ以外の部分を薄型化したと見ることもできそうである
アウトカメラ カメラの画質は「可も無く不可もなく」という印象だ
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー