JENESISが6月29日、オーディオメーカーのアイワから「aiwa」ブランドのデジタル分野における商標使用権を取得したことを発表した。2022年8月(予定)から、新生「aiwaデジタル」シリーズの製品を順次販売する。
aiwaは老舗のオーディオメーカーとしてラジカセやヘッドフォンステレオなどをヒットさせて一時代を築いたが、デジタルやIT化の潮流に飲み込まれ、業績不振に。ソニーに吸収合併され、2008年にブランドが終息したが、2017年に再びaiwaブランドのビジネスを開始した。
JENESISはOEM/EMS(製造受託)事業として、IoT機器の開発・製造を行っている。これまで、ソースネクストの「AutoMemo S」や「ポケトーク」シリーズをはじめ、タブレットやスマートフォン、スマートウォッチ、AIカメラなど、500機種以上の実績を持つ。
aiwaブランドに、JENESISが培ってきたデバイス開発ノウハウを融合させることで、「DX時代にマッチした新たなプロダクト」を生み出していくという。
aiwaデジタル第1弾のラインアップとして、「フラグシップモデル」になるという10.36型タブレットをはじめとした各種Androidタブレット、スマートフォン、2in1 Windowsタブレット、IP67の防水・防塵(じん)対応スマートウォッチを発売する。第2弾も2022年中の投入に向けて開発を進めているとのこと。
JENESISの藤岡淳一社長はaiwaデジタルについて、「中国深センの工場で部品1つ1つの細部にまで徹底的に追い込んだ品質へのこだわり、日本国内のサポート体制拠点を中心に、DX時代におけるビジネスや生活のシーンに溶け込むような、ソフトウェアとハードウェアが一体となった製品とサービスを提供する」とコメントしている。また同ブランドを日本と世界に展開していくとも述べている。
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