「OPPO Reno7 A」は何が変わったのか 先代の「Reno5 A」と比較する

» 2022年06月16日 22時30分 公開
[田中聡ITmedia]
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 OPPOの日本向け最新スマートフォン「OPPO Reno7 A」が6月23日から順次、発売される。Renoシリーズは、おサイフケータイや防水など日本でニーズの高い機能や、日本人が好むデザインなどを取り入れたシリーズ。Reno7 Aは、2021年にReno5 Aが発売されてから約1年ぶりとなる新機種。先代モデルから何が変わったのかを確認していきたい。

OPPO Reno7 A 6月23日に順次発売となる「OPPO Reno7 A」。希望小売価格は4万4800円(税込み)

 まずはデザインについて。Reno5 Aは丸みを帯びた形だったのに対し、Reno7 Aはスクエアなフォルムとなり、より1枚の板というイメージが強くなった。厚さはReno5 Aの8.2mmから7.6mmへと薄くなり、重量もReno5 Aの約182gから約175gへと軽くなった。手にすると「確かに軽いな」と感じる。それでいて、バッテリー容量がReno5 Aの4000mAhから4500mAhに増量しているのは特筆すべき点といえる。

OPPO Reno7 A 先代のReno5 Aより薄く、軽くなった

 デザイン上の最も大きな特徴といえるのが、独自の背面加工技術「OPPO Glow」だろう。星空のような輝きをイメージしたそうで、光の当たる角度によってグラデーションが異なって見える。さらさらとした磨りガラスのような質感も特徴的で、指紋が付きにくい仕上げとなっている。

OPPO Reno7 A 背面に独特の輝きを持たせた「OPPO Glow」

 ディスプレイはReno5 Aの6.5型から0.1型小さい6.4型となったが、液晶から有機ELに変更した。これはユーザーからの要望を反映させたためだそうで、有機ELにしたことで「ディスプレイの厚みを40%抑えられた」(プロダクトマネージャーの中川氏)。もちろん、発色がより鮮やかになることも有機ELのメリットだ。ディスプレイにはAGCの強化ガラスを採用しており、Reno5 Aよりも2倍の強度を確保しているという。

 指紋センサーはReno5 Aの背面からディスプレイ内蔵タイプに変更された。これによって、背面がよりスッキリしたデザインになった。

OPPO Reno7 A ディスプレイには有機ELを採用
OPPO Reno7 A ガラスの強度がReno5 Aの2倍にアップした

 プロセッサはReno5 AのSnapdragon 765 5GからSnapdragon 695 5Gに変更されている。シリーズの位置付けとしては695の方が下位だが、プロセッサ自体は695の方が新しく、OPPOによると、ベンチマークのスコアはReno7 Aの方が高いとのこと。

OPPO Reno7 A プロセッサはSnapdragon 695 5Gを搭載

 メインメモリ/内蔵ストレージは6GB/128GBで変更ないが、Reno7 Aではストレージの空き容量を活用し、メモリを2GB、3GB、5GBの3段階で拡張できるようになった。さらに、メモリ圧縮方式を変更してシステムの劣化を5%以内に抑えることで、カメラやブラウザなどを36カ月間使い続けても、快適な操作を維持するという。OSバージョンアップについて、Reno7 Aは発売時はAndroid 11だが、Android 12へのバージョンアップは決まっている。ただし2回目については未定としており、Googleや通信キャリアと調整しながら決定していく意向だ。

OPPO Reno7 A 4500mAhのバッテリーを搭載しており、最大39時間の音楽再生や最大20時間の動画視聴が可能
OPPO Reno7 A システム劣化率を抑えることで、36カ月間、快適な操作性を保つという

 アウトカメラは約4800万画素の広角、約800万画素の超広角、約200万画素のマクロで構成される。スペックだけを見ると広角レンズはReno5 Aの6400万画素からダウンしており、Reno5 AのモノクロレンズはReno7 Aでは搭載していない。ただ、Reno7 Aではどの程度のスペックで十分かを調査した結果、今回の仕様になったという。画素数が下がったからと言って「損をすることはない」(同社)そうで、それよりもディスプレイの強度や有機EL、薄さと軽さを重視した。カメラ機能についても、もとの写真に好きな写真の色合いを合成できる「AIパレット」を追加した他、夜景の明かりを玉ボケにして人物を撮影できる「ネオンポートレート」がインカメラでも利用できるようになった。

OPPO Reno7 A 背面に3眼カメラを搭載している

 今回のReno7 Aには、「ときめき、長持ち。」というキャッチコピーを採用している。これは、オウガ・ジャパンの調査で、約半数のユーザーがスマートフォンを「あまり買い替えたくない」「同じ端末を使い続けたい」と回答したことに基づいている。「長く使えて愛着の持てる一台が欲しい」という声が多かったことから、「スマートフォンがユーザーにとって長く付き合える、相棒のような存在である必要があると考えた」とブランドディレクターの黒川進一氏は言う。そこで、触った瞬間からときめきを覚えながら、そのときめきが長く続くよう工夫を凝らした。それがOPPO Glow、36カ月間サクサク使えるシステム劣化防止機能などで具現化されている。

OPPO Reno7 A
OPPO Reno7 A
OPPO Reno7 A Reno7 Aは、長く使えるスマートフォンが欲しいというニーズに応えるべく開発した

 単にバッテリーや耐久性が長持ちするだけでなく、操作感やワクワク感も長持ちすることを目指したReno7 A。気になる人は、店頭で手に取って、ときめきを感じられるか確認してほしい。

OPPO Reno7 A Reno7 Aのドリームブルー(左)とスターリーブラック(右)
OPPO Reno7 A 6.4型の有機ELを搭載。幅がReno5 Aより1mmほど細くなっている
OPPO Reno7 A ドリームブルー
OPPO Reno7 A スターリーブラック
OPPO Reno7 A
OPPO Reno7 A 下部に3.5mmイヤフォンジャック、USB Type-C端子、モノラルスピーカーを搭載
OPPO Reno7 A ボリュームキーとSIMスロット
OPPO Reno7 A 電源キー
OPPO Reno7 A 背面に搭載した3眼カメラ。FeliCaロゴもある
OPPO Reno7 A Reno7 AとReno5 Aの主なスペック

【訂正:2022年6月17日22時00分 初出時、スペック比較表にて、OPPO Reno7 Aのプロセッサ名に誤りがありました。おわびして訂正いたします。】

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