今週、ASUS JAPANからフルモジュラー式のATX電源「TUF GAMING」シリーズが登場した。80PLUS GOLD認証を取得しており、ATX 3.0をサポートし、12VHPWRケーブルが標準で使える。ラインアップは定格1000Wと850W、750Wモデルがあり、価格は順に3万3000円前後と2万7000円前後、2万4000円前後(税込み、以下同様)となる。
先週登場したSFX-L電源「ROG LOKI SFX-L」シリーズと同じく、こちらも好調に売れている様子だ。
ドスパラ秋葉原本店は「ネイティブで12VHPWRケーブル対応の電源ユニットを求める人は確実に増えていますね。変換ケーブルをかませば、従来の電源でもGeForce RTX 40シリーズなどに給電できますが、どうしてもケーブルの取り回しが難しくなります。ケーブルが曲がりきらずにケースの左側面に当たったりもするので、できるだけ変換を避けたいと考える人が多いと感じます」と語る。
そういったユーザーは、ハイエンド志向に限らなくなっているという。「TUF GAMINGも750Wや850Wモデルの人気が負けていません。将来登場するであろうミドルクラスの12VHPWR対応カードを見越して、『これから電源を買うならATX 3.0だな』と考える人が増えているようです」(同店)
その一方で、長らく値下がりが続いている12VHPWRケーブル非対応のキロワット電源ユニットも、売れ行きが上向いていると方々で聞く。新規格の需要と、枯れつつ割安な良品を求める需要。電源ユニットの人気も二極化が進んでいるようだ。
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