今週、PowerColorからAMDのGPU「Radeon RX 7900 XTX」を搭載したグラフィックスカード「Red Devil RX 7900 XTX 24G-E/OC」が売り出された。価格は20万円弱(税込み、以下同様)となる。
3連ファンを採用したオリジナルクーラーを採用し、バックプレートに装着する特製カバープレートやカードホルダーも付属する限定モデルだ。カード長は約338mmで、3.5スロットを占有する。
TSUKUMO eX.は「Radeon RX 7900 XTXカード全体が枯渇している中で、貴重な新製品といえます。ボックスも豪勢ですし、Red Devilシリーズ好きな方にも喜ばれそうですね」と話していた。
ハイエンドグラフィックスカードは1月初旬にGeForce RTX 4070 Ti搭載カードが登場した他、従来のGeForce RTX 4090/4080カードやRadeon RX 7900 XTカードの再入荷も順調に進んでおり、現在は多くのショップが十分な在庫をそろえている。その中でトレンドの変化も生じている様子だ。
ドスパラ秋葉原本店は「RTX 4080カードの価格が全体的に下がったことで、需要がそちらに集まってきている印象がありますね。20万円以下で買えるモデルもあって勢いづいています」という。
例えば同店の場合、Palit Microsystemsの「GeForce RTX 4080 GameRock」(NED4080019T2-1030G)が18万4800円まで下がっていた。
他店でも、GeForce RTX 4080カードの人気の高まりを感じるとのコメントをいくつか耳にしている。今後の動向にも注目したい。
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