以上のように、外観はほぼ同一で、全体的にはマイナーチェンジといったところだ。しかし、製品の発売から約2年半が経過し、一定の評価を得た第4世代モデルをさらにブラッシュアップした製品ということで、全体的な完成度は高い。またスマートホームデバイスの共通規格であるMatterを採用するなど、内部的に刷新されているのも、これから長期にわたって使っていく上では有利だろう。
従来モデルからの買い替えが必要か否かは、ひとえに利用頻度によるというのが筆者の意見だ。従来モデルの音質になじんでいるユーザーにとっては、音質が向上した本製品は買い替える価値が十分にあるはずだし、温度センサーを用いた連携機能もなかなか活用のしがいがある。
なお本製品は時計付きの「Echo Dot with clock」も同時に発売されており、こちらは曲名表示に対応し、前述のタップによる一時停止などの実行結果が前面のLEDディスプレイに表示されるなどの付加価値も加わっている。税込みの実売価格はそれぞれ7480円、8480円と千円差で、本製品の購入を検討するならばこちらも併せてチェックしたいところだ。
Echo Dot with clock(第5世代)のレビューは、次回詳しくお届けする。
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