三山羊選手は予選1回目のかな入力部門で、あるぱー選手は予選2回目のローマ字入力部門でそれぞれ1位というスコアを残している。
かな入力タイパーである三山羊選手の運指表が紹介された。本来、左人差し指が受け持つ「か」「き」を右でも入力することがあったり、初心者向けタイピングテキストで右人差し指を使うよう指示される「お」を左人差し指でも入力したりする。小指の受け持つ範囲が狭いのも特徴だ。
予選2回目で1位を獲得しているあるぱー選手の指運びは独特だ。シフトキー以外で小指を使わず、ほとんどのキーを人差し指と中指で入力する。
かな入力のスピード性を生かし、さらに正確な指運びで3ラウンドストレート勝ちしたのは三山羊選手だった。
セレナーデ☆ゆうき選手は予選2回目で3位、星凪選手は6位だった。両選手ともローマ字入力で試合に臨む。
セレナーデ☆ゆうき選手の運指表を見ると、薬指と小指をほとんど使っていないことが分かる。これは、手が大きいという同選手の特性を生かしているからでは? と篠原アナウンサーがコメントしていた。
星凪選手も独特だ。なぜか小指と薬指の位置が逆転しているキーもある。
ラウンドとラウンドの合間もファンサービスを欠かせないセレナーデ☆ゆうき選手が、平均923kpm(1分間に打つキーの数)という速度や正確性で、この試合を制した。
第5試合では、予選2回目で1位(あの選手)と2位(はやとぅ選手)のふたりが、かな入力で戦う。
はやとぅ選手の運指表を見た隅野氏は「先ほどから、親指を入力に使っている運指表が表示されているので、親指を使うのが当たり前のように感じる人もいるかもしれないが、かなり特殊なこと」とコメント。どのようなタイピングを見せるのか、興味深い一戦になりそうだ。
対するあの選手は、かなり標準に近い指運び。単語によっては右手と左手、人差し指と中指で打ち分けるキーもある。
スピード勝負となったかな入力対決を、3-1で制したのははやとぅ選手だった。かな入力の場合、タイプするキーの数が少ないため、ミス1つで正解率が下がる。
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