デル・テクノロジーズは3月28日、法人向けデスクトップPC「OptiPlex(オプティプレックス)」の新モデルを発表した。一部構成を除き、同日から受注も受け付けている。
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従来のOptiPlexシリーズは、スペック別に「OptiPlex 3000シリーズ」「OptiPlex 5000シリーズ」「OptiPlex 7000シリーズ」に分かれており、その中で「マイクロフォームファクター(MFF)」「スモールフォームファクター(SFF)」「タワー」「オールインワン(AIO:ディスプレイ一体型)」の4種類のフォームファクター(ボディー)を用意していた。
それに対し、今回の新モデルからはシリーズ分けをフォームファクター基準とし、その中で「標準スペック」と「ハイスペック(Optiplex Plusシリーズ)」を選ぶように改めた。合わせて、フォームファクター単位でUEFI(BIOS)やOS/ソフトウェアのイメージファイルを統一することで、メンテナンスの簡素化も図っている。
今回の新モデルでは、CPUを最新の第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake-S)を採用し、スペックの底上げを図っている。OSはWindows 11 Home、Windows 11 Pro(※1)やUbuntu(一部構成のみ)から選択可能だ。
(※1)ダウングレード権を行使したWindows 10 Pro(64bit版)のプリインストールも選択可能
マイクロフォームファクターは、ボディーサイズが約36(幅)×178(奥行き)×182(高さ)mm、重量が約1.07〜1.31kg(構成による)という小型/軽量モデルだ。オプションのマウントなどを用意すれば、外付けディスプレイの背面に装着することもできる。
税込みの直販標準価格は通常モデルが11万1980円から、Plusモデルが18万6980円からとなる。
スモールフォームファクターは、ボディーサイズが約92.6(幅)×292.8(奥行き)×290mm(高さ)mm、重量が約3.68〜4.87kg(構成による)というスモールタワーモデルだ。ロープロファイルのPCI Expressスロットも備えている。
税込みの直販標準価格は通常モデルが11万5980円から、Plusモデルが19万1895円からとなる。
その名の通り、タワーはタワーボディーのモデルだ。サイズは通常モデルが約154(幅)×292.2(奥行き)×324.3(高さ)mm、Plusモデルが約169(幅)×300.8(奥行き)×367(高さ)mmで、重量は通常モデルが約5.32〜6.52kg、Plusモデルが約5.92〜9.63kgとなる(構成による)。通常幅のPCI Expressスロットを備え、オプションでグラフィックスカードを搭載する構成も選択できる。
税込みの直販価格は通常モデルが11万5980円から、Plusモデルが「要問い合わせ」となっている。
オールインワンは、23.8型のフルHD(1920×1080ピクセル)液晶ディスプレイとの一体型となっている。デル・テクノロジーズの外付けディスプレイと共通のデザインを採用しているため、外観的にも“よくなじむ”ことも魅力だ。販売価格は「要問い合わせ」となっている。
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