ASUS JAPANの「ASUS Vivobook 15X OLED X1503ZA」(以下、Vivobook 15X)は、製品名にもある通り、ディスプレイに有機EL(OLED)を採用している15.6型のノートPCだ。第12世代のCore i7を搭載し、ホームユースやビジネス向けとしては過不足のないスペックを備える。
このVivobook 15Xは、添付ソフトの違いで2モデルあるが、今回はMicrosoft Office Home and Business 2021が付属したモデル(X1503ZA-MA331WS)を取り上げる。同社の直販サイトでは期間限定の「店長一押しセール」を開催中で、通常18万9800円のところ、クーポンコードを利用すれば15万9800円(税込み、以下同様)で購入できる。
ちなみに、Microsoft OfficeではなくWPS Office 2搭載モデル(X1503ZA-MA331W)なら同様に13万9800円(通常価格は15万9800円)となる。両モデルとも、OSはWindows 11 Homeだ。
なお、追加モデルのVivobook 15X OLED M1503QA(M1503QA-L1048W)や1503ZA(X1503ZA-L1280W)は、画面解像度がフルHD(1920×1080ピクセル)にとどまるので注意したい。
Vivobook 15Xが搭載するCPUは、Core i7-12700H(Pコア6基12スレッド/2.3〜4.7GHz、Eコア8基8スレッド/1.7〜3.5GHz)で、メモリは16GB(DDR4-3200/増設や交換不可)を備える。GPUはCPU内蔵のIris Xe Graphicsを使用する。
ストレージは容量512GBのM.2 NVMe SSDで、評価機にはMicron製の「2210」(MTFDHBA512QFD)が搭載されていた。CrystalDiskMarkでの測定値は毎秒2241MBと、公称のシーケンシャルリードである毎秒2200MB通りの値が出ていた。
本機の特徴の1つである15.6型の有機ELパネルは、画面解像度が2880×1620ピクセル(212ppi)という2.8Kディスプレイだ。いくつかレビューした同社製の有機EL採用ノートPCと同様、とても発色が良い。最近はアスペクト比16:10のノートPCも増えてきたが、本機は16:9となっており、タッチ操作も非対応だ。
一方でリフレッシュレートは120Hzと高く、HDR表示も対応し、Pantone認証やDCI-P3で100%の色域をカバーする。輝度は最大600ニトと高く、応答速度も0.2msと高速だ。
ディスプレイ上部には約92万画素のWebカメラとマイクが内蔵されている。Webカメラには物理シャッターが付けられており、不意なアクセスを防いでくれるのもうれしい。赤外線カメラは搭載されていないので、Windows Helloによる顔認証ログインはできない。
次に、キーボード回りを見ていこう。
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