ASUS JAPANから登場した「Zenbook Pro 16X OLED」(UX7602ZM-ME137X)は、同社が先日発表したZenbookシリーズの2022年ラインアップの中でも、最高価格を誇るプレミアムモデルだ。
スリムなボディーに16型の大画面有機ELディスプレイ、14コアの第12世代Coreプロセッサ、GeForce RTX 3060 Laptop GPU(グラフィックスメモリは6GB)を搭載するとともに、キーボードが持ち上がる「AAS Ultra」や独自ダイヤル「ASUS Dial」など独自の要素も備えた、まさにプレミアムな高付加価値モデルとなっている。実機を入手したので、性能や使い勝手を検証していこう。
「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」(UX7602)は、16型有機ELディスプレイを搭載したプレミアムなノートPCだ。クリエイティブユースを意識したハイスペックを備えるだけでなく、「ASUS Dial」など独自要素も満載しているスリムなボディーのサイズは、約357(幅)×253(奥行き)×16.9〜20.9(厚さ)mm、重量は約2.4kgだ。素材にはアルミニウム合金を使用しており、非常に剛性感が高い。
天板はZenBookシリーズでおなじみの同心円をヘアライン加工で表現するとともに、新たなシンボルを配置。キーボードバックライトに連動して光る演出もあり、プレミアム感のある仕上がりとなっている。
本体装備のインタフェースは、Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cを2基、Type-A(USB 3.2 Gen 2)を1基、HDMI出力、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)、ヘッドフォン/マイク兼用端子という内容だ。Thunderbolt 4は2基ともUSB PD(Power Delivery)に対応しており、最大100Wの対応機器による充電に対応している。
通信機能はWi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.1をサポートする。USB Type-A用の1000BASE-T対応の有線LANアダプターも付属している。
サウンドシステムはharman/kardonと共同開発しており、スピーカーは2ツイーター+4ウーファーの6ユニット構成だ。音圧を350%に増幅するというDSPスマートアンプも搭載しており、歪みなく大きな音圧を再生できる。低音が効いた迫力のあるサウンドを楽しめる。
SDメモリーカードリーダーについて詳細が不明だったため、SanDiskのExtreme Pro(最大読み出し毎秒300MB)カードでシーケンシャル性能だけ計測してみた。スコア的にUHS-Iまでの対応と思われる次に本機のユニークな機構をチェックする。
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