大柄なボディーサイズを生かすべく、キーボードはテンキー付きの日本語キーボードを採用する。PrintScreenやInsertといったキーを独立して用意するが、テンキーと一般キーは間隔が開けられているわけではなく、誤入力しがちだ。また、BackSpaceキーと「¥」キー、Enterキーと「む」キー、右Shiftと「ろ」キーが隣接しているなど、クセのある配置になっているのが気になる人もいるだろう。
メインとなる英字部分のキーは、実測でキーピッチが約19mm、キーストロークが約1.5mmだった。テンキーも細身ではあるが、キーピッチが約16.5mmあるので、数字入力にも慣れれば問題ないだろう。ただしバックライトは非搭載で、指紋認証には非対応だ。
タッチパッドはサイズが大きく、2本指でのスクロールなど、マルチタッチに対応する。これくらい大きいサイズになると、両手の親指の腹でタッチパッドに触れてしまうこともあるが、本機ではそれほど気にならなかった。
3辺狭額縁なので、本体サイズは突起部を除いて約356.8(幅)×227.6(奥行き)×20.2(厚さ)mmと、奥行きは14型クラスで済む。重量は公称値で約1.7kgと軽くはないが、同クラスの中では標準的だ。
Vivobook 15Xのインタフェースは、左右の両側面にまとまっている。左側面にUSB 2.0 Type-A端子と電源LED、バッテリーLED、排気口があり、右側面には3.5mmのマイク/ヘッドフォンジャックとHDMI出力、2基のUSB 3.2 Gen1 Type-A、USB 3.2 Gen1 Type-Cの各端子が並ぶ。
過不足ない構成ではあるが、右側面にあるUSB Type-C端子は映像出力やUSB Power Deliveryをサポートしていない点が少々残念なところだ。
ちなみに、本機は内蔵マイクとスピーカーのAIノイズキャンセリング機能を利用できる。切り替えはユーティリティーの「My ASUS」で行え、ノイズキャンセリング機能はとてもよく働くので、在宅でのWeb会議にももってこいだろう。
本体付属のACアダプターは、前述のようにUSB Type-Cタイプではないものの出力90Wながらコンパクトサイズだ。ケーブルの長さも十分にあるが、電源ケーブルはデスクトップPCなどに使用するような太いタイプのケーブルなので、持ち運ぶ場合は少しかさばるかもしれない。
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