ASUS JAPAN「ROG Azoth」は“自作キーボード”の沼に誘い込む破壊力抜群のメカニカルキーボードだった:キミはキーボードのメンテナンス方法を知っているか(1/3 ページ)

» 2023年05月06日 07時00分 公開
[瓜生聖,ITmedia]
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 ASUS JAPANのゲーミングブランド「ROG」から、新しいゲーミングキーボード「ROG Azoth」(アールオージー アゾース)が発売された。テンキーレスの75%英語配列、メカニカルスイッチ、RGBバックライトイルミネーションというゲーミングキーボードらしい基本スペックはしっかりと備えつつ、OLEDディスプレイの搭載、メンテナンスキットの付属と、今までの“常識”を踏み越えた、「Republic of Gamers」らしいマニアックなモデルとなっている。

ROG Azoth ASUS JAPANの75%キーボード「ROG Azoth」

ゲーミングキーボードの枠を超えた確かな実力と魅力

 ROG Azothは、同社の「ASUS AURA」シリーズに属するテンキーレス75%英語配列のキーボードだ。ボディーサイズは約326(幅)×136(奥行き)×40(高さ)mmで、キーボード右上に特徴的な2型OLEDディスプレイとコントロールノブを搭載する一方、Bluetooth 5.1/2.4GHz帯の無線/USB Type-Cの有線と、3つの接続方式に対応した取り回しの良さも兼ね備えている。

キーボードにしては厚みのある梱包。その秘密は後述する キーボードにしては厚みのあるパッケージだ。その秘密は後述する
ラインアップは、テンキーレス75%英語配列のみ ラインアップは、テンキーレス75%の英語配列のみとなる
底面はワイヤレス通信を妨げない樹脂製 底面はワイヤレス通信を妨げない樹脂製になっている
チルトスタンド チルトスタンドは2段階で設定可能だ

 パッと見では右上の2型OLEDディスプレイの印象が強いものの、触ってみるとそれ以上に基本スペックの高さ、作りの精巧さに圧倒される。まるで「派手な見た目の努力家」といった印象だ。そして、今までに例を見ないカスタム性とメンテナンス性の高さもまた、本製品の大きな特徴の1つとなっている。

ROG NX赤軸メカニカルスイッチ+ガスケットマウントで軽快に入力

 ROG Azothは、キースイッチに「ROG NX赤軸メカニカルスイッチ」を採用する。アクチュエーションポイントは約1.8mmと浅めで高速な入力をサポートすると同時に、初期導入力を40gfに設定して誤操作を防いでいる。リニアなタイプ感でメカニカルスイッチとしては静音性の高い赤軸だが、本製品の入力音は高音が軽快に響き、非常にクリアで繊細だ。

 その理由は、ガスケットマウントと三層構成のダンパーという、徹底的なノイズ排除を目指した内部構造にある。

3層構造のダンパーを備えている 3層構造のダンパーを備えている

 ガスケットマウントは、スイッチを装着するプレートを柔軟性のある素材で挟んでケースに固定するマウント方式だ。ROG Azothではシリコン製のガスケット材を使用しており、震動や衝撃を伝えにくくなっている。

 スイッチプレートと基板の間には、ノイズを吸収する約3.5mm厚のシリコンパッドをはさみ、基板の下にはケース内の反響音や空洞の震動を吸収するPORON製ウレタンフォーム、さらにベースケースの上にもう一層、シリコンフォームが敷かれている。もちろん、メカニカルスイッチなので「静か」というわけではなく、「雑味のない音」になっている。

 クリアな入力音と同様に、実際のタイプ感も軽くシャープで心地よい。これは75%キーボードでありながら1kg超え(公称で約1186g/実測で1165g)という重量と、耐久性/剛性に優れたアルミニウム合金製のトップカバーによる安定性、ルブ(潤滑剤塗布)による滑らかで均一なタイプ感など、全てに妥協せずに作り込んだ結果だといえるだろう。

 機能面でも、100%アンチゴースト&Nキーロールオーバーにより、高速入力でも正確に読み取ることができる。

赤軸 ROG NX赤軸メカニカルスイッチを採用する。ホットスワップでのキースイッチ交換も行えるが、交換時は電源オフが推奨されている
LED点灯 LED点灯時の視認性も非常に高い。キーキャップは、LEDを透過するPBTダブルショットだ
静音設計 ガスケットマウント+三層構成ダンパーでクリアな入力音を実現する
重量 75%キーボードながら、実測で1165gの重量級モデルだ

 接続方式はBluetooth 5.1(最大3台まで)、2.4GHz帯の無線、USB Type-Cの3方式に対応する。2.4GHz帯は「ROG SpeedNovaワイヤレステクノロジー」を採用しており、混雑した電波状況でも低遅延/高信頼/低電力を実現している。

 特に低電力の効果は大きく、OLEDディスプレイとRGBバックライトを切った状態で最長2000時間の利用が可能だ。

 しかし、いざとなればいつでもUSBで有線接続すればよいことを考えると、バッテリーを使い切ったとしても困ることはなさそうだ。また、Fn+TabキーでいつでもPC/Macモードの切り替えができることも、うれしいポイントだろう。

USBポートはUSB Type-C USBポートの形状はType-Cだ
接続切替スイッチ 接続方法の切り替えは、キーボード上部右上にあるスライドスイッチを使う。無線のドングルは、未使用時に磁石で固定される
接続方式 USB Type-A→Type-CケーブルはPCと有線接続に使用する他、付属のUSB Type-Aメス→Type-Cメスコネクターを使用して、ドングルをPCに接続するときにも利用できる

 続いて、本製品ならではのユニークな機能を見ていこう。

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