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本機のCPUは、Intel最新のCore i9-13900Hだ。1月に発表されたノートPC向けの第13世代Coreプロセッサを搭載している。しかも、PBP 15WのUシリーズでもPBP 28WのPシリーズでもなく、PBP 45WのHシリーズと、上位のモデルを採用しているのだ。
さらに、外部GPUとしてNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop(グラフィックスメモリは8GB)を備える。こちらも1月に発表されたばかりの新GPUとなる。RTX 40シリーズでは新しいAda Lovelaceアーキテクチャと4nmプロセスルールを採用しており、先代から電力効率が飛躍的に向上した。先代のGeForce RTX 3060 Laptop GPUを上回る性能を、より低電力で実装できるようになっている。
メモリはLPDDR5-5200を16GB、ストレージはPCI Express 4.0 x4対応の高速SSDを搭載(容量は1TB)する。コンパクトなタブレット単体でしっかりゲームがプレイできるスペックを備えている。
採用されるCPUはCore i9-13900Hだ。性能優先のPコアを6基(12スレッド)、電力効率優先のEコアを8基搭載した14コア20スレッド仕様のパワフルなCPUである
GPUは、NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop(グラフィックスメモリは8GB)を搭載している。CUDAコア数などのスペックからすると、RTX 3060 LaptopよりはRTX 3050 Ti Laptopに近く、RTX 3050 Ti Laptopの後継でRTX 3060 Laptop以上の性能を持つGPUと考えるとしっくりくると思われる
評価機で確認した最大グラフィックスパワーは65Wだった
通常はCPU内蔵GPUとNVIDIA GPUを最適に使い分ける「NVIDIA Advanced Optimus」が有効になっているが、MUXスイッチによりそれを解除し、常時NVIDIA GPUを利用するモード(Ultimate)も用意している
ストレージはPCI Express 4.0 x4対応の高速SSDを1TB搭載する。評価機では、Western DigitalのWD PC SN740を採用していた
CrystalDiskMark(ひよひよ氏・作)の結果。シーケンシャル、ランダムともPCI Express 4.0 x4接続のSSDとしてトップクラスのスコアがしっかり出ている
通信機能としては、Wi-Fi規格最新のWi-Fi 6E、およびBluetooth 5.1に対応し、6GHz帯での通信もサポートされる。
USBポートはType-CとType-A合わせて3基を装備する。内訳は、Thunderbolt 4対応のType-C、USB 3.2 Gen 2対応のType-C、USB 3.2 Gen 1対応のType-Aをそれぞれ1基ずつだ。Type-Cはいずれも画面出力とUSB Power Delivery(PD)による本体への給電に対応している。
USB 3.2 Gen 2対応のType-Cは、オプションの外付けGPUユニット「ROG XG Mobile」 (GC33Y)との接続インタフェース(PCI Express 3.0 x8接続)の一部を兼ねている。
オプションの外付けGPUユニット「ROG XG Mobile 」(GC33Y)(左)を接続したところ
ROG XG Mobile(GC33Y)は、GeForce RTX 4090 Laptop GPU(グラフィックスメモリは16GB)を搭載しており、これを利用することでグラフィックス性能を大きく強化できることに加えて、インタフェースも拡張できる。こちらについては、後日、詳細にレビューする。
タブレットの天面。排気口が設けられている
底部にはキーボードを接続するための接点が用意されている
左側面にThunderbolt 4対応を装備する。USB PD(Power Delivery)にも対応しており、ACアダプター接続用端子を兼ねている。また、両側面の下部にスピーカー(それぞれ1W)を搭載する
左側面にあるゴム製カバーの内側には、もう1基USB Type-Cがある。オプションの外付けGPUユニット「ROG XG Mobile」(GC33Y)の接続端子の一部を兼ねている
右側面には電源ボタンとボリューム調整ボタンがある。この他、USB Type-A(USB 3.2 Gen 1)、ヘッドフォン/マイク/ヘッドセット兼用端子、スピーカーを装備する
キックスタンドの裏側にmicroSDメモリーカードスロットがある
液晶ディスプレイの上部には、インカメラとして約503万画素の高画質Webカメラとノイズキャンセリング機能対応の3Dアレイマイクを搭載する。インカメラにはWindows Hello対応のIRカメラも統合しており、顔認証によるノータッチログインが可能だ。
アウトカメラでは最大4096×3072ピクセル(16:9の場合は3840×2160ピクセル)の写真、2160p(30fps)の動画撮影が可能だ。
大きさや重さ的に手持ちで撮影操作するのは少し難しいと感じたが、キックスタンドの角度の自由度が高いので、自立させてある程度じっくり操作できる環境であれば、高画素のメリットを生かした撮影ができるだろう。フリマやネットオークション用の写真などを撮るには良いのではないだろうか。
液晶ディスプレイの上部に約503万画素のWebカメラとWindows Hello対応のIRカメラ、3Dアレイマイクを内蔵している
タブレット裏面には約1258万画素のアウトカメラを備えている
インカメラ(約503万画素)選択時のカメラ設定。最大2592×1944ピクセル(16:9の場合は1920×1080ピクセル)の写真撮影、1080p(30fps)の動画撮影が可能だ
アウトカメラ(約1258万画素)選択時のカメラ設定。最大4096×3072ピクセル(16:9の場合は3840×2160ピクセル)の写真撮影と、2160p(30fps)の動画撮影ができる
アウトカメラで撮影した写真(4096×3072ピクセル/オート/露出補正+0.7)
スピーカー、マイクのノイズキャンセル機能の設定は「Armoury Crate」ユーティリティーに用意されている
続いて、キーボードやディスプレイを見ていく。
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