インタフェースは左右の両側面にまとまっており、USB端子は1基のType-Cを含めて合計4基備える。USB Type-C端子は、USB PD(Power Delivery)とディスプレイ出力(DisplayPort Alternate Mode)にも対応しており、最大3画面の同時出力も行える。
液晶ディスプレイの上部には、約100万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクを内蔵しており、追加デバイスなしでビデオ会議やチャットで利用可能だ。また、通信機能は1000BASE-T対応の有線LANに加えて、Wi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.2を標準で装備している。
続いて、実際にパーツを増設/交換してパフォーマンスを計測してみよう。
まずはメモリを増設して、標準のシングルチャネル動作からどの程度パワーアップするのか見ていこう。とはいえ、デスクトップPCなどとは異なり、ノートPCのパーツ増設/交換作業は底面のカバーを外したり、内蔵バッテリーの端子を外したりと手間がかかる。腕に自信がない場合は素直にBTOで購入時に増設しておいた方が無難だ。
前述したように、標準構成のメモリ容量は8GB(DDR4-3200/8GB×1)で、BTOでは最大64GB(32GB×2)まで選べる。普段使いでは特にストレスを感じない状態ではあるが、やはりビデオ会議をしながら他の作業をこなしたり、複数のアプリを同時に使ったりする場合は物足りない。
そこで、空きメモリスロットに8GB(DDR4-3200)のメモリを増設して16GBに倍増してみた。単純にメモリの空き容量が増えることでビデオ会議中の作業で突っかかることも減り、Webブラウザで数多くのタブを表示させても動作スピードが落ちなくなった。
中でもデュアルチャネル動作になったことでCPU内蔵GPUが本来備える性能を引き出すことができ、GPU関連のベンチマークテストでも顕著な伸びを記録した。
これらを見ると、購入時にはデュアルチャネル動作を目指してメモリを増設しておきたいところだが、現状のBTOメニューでは8GBの増設は選べず、デュアルチャネル動作には32GB(16GB×2)以上を選択する必要がある(16GBは16GB×1のみの提供)点に注意したい。
ちなみに、Amazonなどでは8GBのSO-DIMMメモリは1枚3000円程度で入手できるなど手頃だ。また、今回のテストではControl Centerユーティリティーで指定できる動作モードの「パフォーマンス」と「エンターテイメント」それぞれで計測している。
続いて、ストレージのSSDをパワーアップしてみよう。
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