評価機のSSDは、容量256GBのPCI Express 3.0 x4対応SSDを採用していた。SATA SSDやHDDに比べると十分に高速ではあるが、より高速かつ大容量のSSDに交換することでPCの快適度を底上げしたい。
今回は、CFD販売のPCI Express 4.0 x4接続のSSD「CSSD-M2B1TPG3VNF」(容量は1TB)を選んだが、本機はPCI Express 3.0 x4接続までとなる。そのため、SSD本来が持つ連続読みだし毎秒5000MBのスピードは発揮できないものの、標準構成時に比べて約1.5倍近いスピードアップを実現した形だ。
容量も4倍になってデータ保存で困ることもなくなり、普段使いの体感速度も向上した。なお、本機にはもう1基のM.2スロット(M.2 2280)があるので、換装後に余った256GBのSSDはDドライブとして流用することも可能だ。
以上、メモリやSSDを増設/換装してテストを行ったが、メモリやSSDのパワーアップは少ない投資で大きな効果を得られるのが分かった。ノートPCのパーツ交換や増設作業は気を使う必要が多く、メーカーの保証が受けられなくなるリスクも伴うが、試してみるだけの価値は十分にある。
mouse X5-R5-WAは標準構成だと7万9800円と手頃な価格に収まっており、Windows 10のリプレースとしても魅力的だ。前述したように、BTOでメモリを8GB×2の状態で購入できないのは残念なところだが、SSDを1TBに変更しても価格は9万74000円と10万円以下で済む。将来を見越したベースモデルとして今購入し、順次メモリやストレージを強化していくのもアリだろう。
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