Microsoftは6月2日(現地時間)、「Bing」のAIチャットのアップデートを発表した。1回の会話のターン数が20から30に引き上げられた他、1地日あたりの合計ターン数も300ターンに増加している。
また、「Bing Image Creator」がBingチャットの全てのモードで利用可能となった。これまでは「Creative」(創造的に)だけでしか利用できなかったが、「Precise」(厳密に)、「Balanced」(バランスよく)でも画像生成を利用できる。
さらに旅行に関するクエリ(質問)では、より視覚的な結果を表示するようになった。例えば、「日本の桜の名所はどこですか?」と質問すると、「Bing Travel」の詳細情報へのリンクを使って質問に答える。
Microsoftは、Windowsのスタンドアロンアプリとしての音声アシスタント「Cortana」のサポートを、2023年後半以降に終了すると発表した。
MicrosoftはWindowsとEdgeでAI機能を強化しており、タスクやカレンダー、電子メールに関するヘルプについてはAIを利用した形で置き換えていく。なお、サポート終了するのはWindowsのスタンドアロンアプリのみで、Outlook モバイルやTeams モバイル、Microsoft Teams ディスプレイ、Microsoft Teamsの会議室では、引き続きCortanaを利用できるとしている。
Cortanaのサポート終了に伴い、その代替案として「Windows 11の音声アクセス」や「新しいBing」、「Microsoft 365 Copilot」、そして「Windows Copilot」を案内している。
特に6月にプレビュー版が提供予定のWindows Copilotは、一元的なAIアシストを提供できるとしており、Bing Chatとプラグインを連携させて、複数のアプリにまたがる複雑なプロジェクトも支援可能となる。Cortanaの実質的な後継と言えそうだ。
2022年度の国内PC出荷台数は2年連続の減少/米連邦取引委員会と司法省がAmazonを提訴
「Minecraft」の大型アップデート「ワイルド アップデート」配信開始
GPT-4搭載のBing AIチャット、ChromeなどEdge以外のブラウザで利用可能に
Windows 11の機能アップデートの秘密
Amazonの「Alexa」とMicrosoftの「Cortana」が統合 年内に会話可能にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.