先週登場したPCケースで目立っていたのは、Fractal DesignのMini-ITXモデル「Ridge PCIe 4.0」だ。ブラックとホワイトがあり、価格はともに2万6000円強となる(税込み、以下同様)。
製品に付属するPCIe 4.0対応のライザーケーブルを使って、ケース上部にグラフィックスカードを固定する構造で、最長約335mmのカードまで組み込める。電源ユニットは最長130mmまでのSFX-L/SFX規格に対応し、280mmラジエーターの内蔵も可能だ。縦置きと横置きに対応しており、縦置き時のサイズは約110(幅)×374(奥行き)×395(高さ)mmとなる。
入荷したパソコンSHOPアークは「昔のブック型ケースみたいな形状ながら、中身はすごく考えられていますね。3スロット厚のカードまで内蔵できたり、短めのカードなら2.5インチドライブベイを追加できたりするので、パーツ構成と配置を練り込んで組めるのが楽しいケースだと思います」と評価する。
また、そうした小型ケースならではの組み込みの楽しみを追求するユーザーも一定数いるそうだ。TSUKUMO eX.は「先々週に登場した同社の『Terra』もそうですけど、特にMini-ITXサイズは気に入ったケースがあると中身をごっそり移す人がいます。着せ替えみたいな感じですね。その需要にもハマるモデルだと思います」と話していた。
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