前回のアキバPickUP!で触れた通り、NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 4060」を搭載したグラフィックスカードが各社から売り出された。価格は5万円弱から6万6000円弱となる(税込み、以下同様)。
GeForce RTX 4060は5月に登場した「GeForce RTX 4060 Ti(8GB)」の下位にあたるGPUで、CUDAコアを3072個搭載し、定格でベースクロックは1.83Hz/ブーストクロックは2.46GHzとなる。標準メモリはGDDR6 8GBだ。総グラフィックスパワー(TGP)は115Wと控えめだが、システム電力要件はRTX 4060 Tiと同じ550Wとなる。
販売解禁は6月29日22時からだが、多くのショップは30日の通常営業から店頭に並べている。反響は、30日夕方時点で「まだ静か」という声が多かった。
あるショップは「為替の関係でかなり苦労したとは思いますし、その上で頑張ったとも思うんですけど、前後のGPUと比べて正直、割高かなと……。もうちょっと価格が落ち着いてこないと動かないと思います」と話していた。
別のショップも「絶対的な性能は悪くないと思います。ワットパフォーマンスも高くて、動画エンコード性能も上々ですし。けれど、やっぱり相対的にみると『もう絶対コレ!』とはなりにくいんですよね。まあ長い目で見ていきたいと思います」と初速に関しては諦めている風だった。
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