Amazon Echoシリーズの買い時は、「プライムデー」など年に数回のセールだ。スマートスピーカーが半額以下で販売されることも珍しくない。
例えば、7月12日〜13日にかけて開催中の「Amazon プライムデー」では、最廉価モデルのEcho Popが通常価格59%引きの2480円で販売されている。通常価格の5980円と比べると、2台買ってもお釣りがくる金額だ。
セールの度にEchoスピーカーをポチッてしまい、気づいたら何台もある――そんな人もいるのではないだろうか。スマートスピーカーが複数あると、何かと便利である。
各部屋で音楽を操作したり家電を操作したりできるし、同じ型のEchoスピーカーを2台そろえると、「ステレオペア」機能でAmazon MusicやSpotifyといった音楽配信サービスの音声をステレオ再生できる。そこに映像投影デバイス「Amazon Fire TVシリーズ」を加えてホームシアターを設定すると、Amazon Prime VideoやNetflixなど、動画配信サービスも良い音で楽しめる。
しかし、家の中にいくつもEchoシリーズを設置すると、ちょっとした問題も発生する。複数のEchoスピーカーが近いところにあると、「Alexa(アレクサ)」と話しかけた際に一斉に反応してしまうのだ。同じ部屋の少し離れたところにあるスピーカーから音楽がかかってしまったりすると、何気に厄介なことになる。
実は、Echoシリーズと組み合わせて使う「Alexaアプリ」を使うと、この問題を解決できる。スピーカーを起動する時の発話文(ウェイクワード)をスピーカーごとに変えてしまえばいいのだ。設定方法は以下の通りとなる。
ウェイクワードの設定では、「Alexa」のほかにAmazon(アマゾン)、Computer(コンピュータ)、Echo(エコー)という項目を設定できる。
ウェイクワードは、Alexaの他に「Amazon(アマゾン)」「Computer(コンピュータ)」「Echo(エコー)」を選択できる。スマートスピーカー/ディスプレイを呼ぶときに、いちいち固有名詞を使いたくないという人は、「Computer」を選ぶと良いだろう(人によっては、宇宙船内にいるような感覚を覚えるかもしれないが)。
Alexa以外のウェイクワードを選んだEchoデバイスは、「Alexa」で反応しなくなる。複数のEchoデバイスを近くで使うときは、別々の発話ワードを設定しておけば、離れた場所のスピーカーが間違って反応することもなくなる。
ちなみに、Alexaアプリの機器別設定では、細かい点で使い勝手を改善する設定も用意されている。スピーカーが話すスピードを早めたり、Echoの呼びかけなしで会話を続けられる「会話継続モード」のオン/オフなどがある。Alexaアプリのアップデートで設定項目が追加されることもあるため、購入後も機能が増えていることがあるので、気が向いたときにでも確認してみると良いだろう。
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