セットアップの手順はシンプルで、スマホのAlexaアプリで新規デバイスの追加を選択すると本製品が検出されるので、後は手順に従ってWi-Fi回りの設定を行うだけで済む。既にAlexaアプリを使用しており、Wi-Fiパスワードを保存済みであれば、1分もかからず完了する。
ただし、その後はアプリではなく本体側で、タイムゾーンや所在地、デバイス名、部屋などの設定に加え、時計と写真の選択、カメラ利用の有無なども設定する必要がある。これらの初期設定プロセスがアプリと本体とで分かれているのは少々ややこしい。以前はこうではなかったはずで、筆者の環境に問題があるのかもしれないが、今回は検証しきれていないのでご容赦いただきたい。
ちなみにスマホアプリの設定画面で第1世代との相違点を探すと、タップジェスチャーの設定がスマホアプリ側でできるようになったことが挙げられる。この他、インカメラを自宅内の監視用途に使えることも大きな相違点だが、これは第2世代で既に対応していた機能なので、本製品ならではの強みというわけではない。
他のEchoデバイスとスピーカーペアを設定できるが、ディスプレイ付きのモデルではあまり利用価値はない(左)。タップしてアラームをスヌーズするタップジェスチャー機能はスマホアプリ側で設定可能になった(中央)。監視カメラとしても利用できる。ただし暗視機能はないため用途は限られる(右)本体側の画面構成は、ざっと見た限りでは従来と違いはない。上から下へとスワイプすると表示されるメニュー画面には、13個のアイコンが並んでいるが、その顔ぶれは第1世代モデルと全く同一だ。このことからも、機能面で大きな違いがないことがよく分かる。
なお本製品の設定は、スマホアプリを基本に本製品側でも行えるが、本製品の設定画面にはスマホアプリ側にない項目が一部ある。例えば時計のデザイン変更だけでなく、ホーム画面にどのコンテンツを表示するかという設定(ホームコンテンツ)などがそれだ。これらは初めて見た際はとまどうので、使い始めにざっとチェックしておいた方がよい。
しばらく使っていて個人的に気になったのは、ホームコンテンツで全てをオフにしても、「セール情報を教えて」など使い方のヒントが不定期にホーム画面に表示されることだ。筆者がこれまで使っていた第1世代モデルは、全てオフにすれば時計画面を常時表示できたのだが、本製品ではできなくなっている。視界内で表示が変わるのを目障りに感じる人には大きなマイナスだ。
次に、音質回りを確認していこう。
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