うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、8月13日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Intelは8月16日(現地時間)、2022年2月から進めていたイスラエルの半導体企業Tower Semiconductorの買収契約を終了することで相互に合意したと発表した。必要とされる規制当局の承認が、期限までに得られなかったことが理由だとしている。契約終了に伴い、IntelはTowerに対して契約解除料として3億5300万ドルを支払うことになる
Intelは、他社半導体の製造を請け負うファウンドリーサービス「IDM 2.0」を進めており、Toweの買収もその計画の一環だった。両社は2022年2月時点で買収に合意していたものの、契約期限の8月15日までに必要な規制当局の承認に関して何の返答も得られなかったとしている。
この件に関しては、中国が買収承認を遅らせているとも報じられていた。
Tower SemiconductorのCEOであるラッセル・エルワンガー (Russell Ellwanger)氏は、「Towerは、Intelのファンドリ ビジネスに対するパット・ゲルシンガー氏のビジョンを実現するために、Intelに加わることを待ち望んでいた」とコメント。Intelも今後も協力する機会を探し続けるとしている。
Microsoftは、8月10日(現地時間)にRelease Previewチャネルで公開済みのWindows 10 22H2 Build 19045.3391で、Windowsバックアップアプリを追加したと明らかにした。
Windowsバックアップは、2023年5月にWindows 11のDevチャネルでテストが開始された純正バックアップアプリだ。個人フォルダーやインストールしたアプリ、タスクバーとスタートメニューにピン留めしたアプリ、Windowsの各種設定などをクラウドにバックアップできるというもの。バックアップされたデータは、OS初期セットアップ画面(Out-of-Box Experience:OOBE)で復元できる。
Windows 10の延長サポートは2025年10月までとなっており、このバックアップ機能により、Windows 11への移行を進める狙いがあるのかもしれない。
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